学長コラム

【学長コラム】「ラオス国立大学訪問」

2026.03.01

2026年2月20日(金)、本学の人間科学部長 櫻井貴志教授と共に、ラオス国立大学、プーペット副学長を表敬訪問、両大学間交流をさらに深めるための打ち合わせをさせていただきました。同一キャンパス内にある「ラオス日本文化センター」の米山芳春所長、元京都教育大学副学長でJICAからラオス国立大学の体育・スポーツ学部に派遣されている中比呂志教授、東京外国語大学博士課程在学中でラオス国立大学に交換留学中の下間嬢がラオス語通訳として同行してくださいましたので、もう鬼に金棒とはこのことです。

午後からは、体育・スポーツ科学部で、私の記念講演、櫻井教授による金沢星稜大学人間科学部スポーツ学科紹介、中教授のラオス語による「スポーツがラオスの未来を創る可能性」と題する講演があり、その後、約40人の先生方や学生の皆さんと、教育やスポーツを軸にした大学間ないし両国間の協力について、広く意見を交わす貴重な機会となりました。

金沢では雪が残り、冬のコートが必須。また日本中がミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの話題で盛り上がっていたのですが、熱帯かつ乾季のラオスでは日中は軽く30℃を超え、メコン川の水流も細り、樹々は今にも干上がりそう。ミラノ・コルティナ冬季オリンピックなど一度もニュースで目にすることはなく、体育・スポーツ学部の皆さんとの話し合いの中でも全く話題に上ることはありませんでした。「坂本花織さん、どうなった?」とは帰国の途に着いてからのわれわれ日本人の話題。

反対に、暑熱対策のラオスの人々。学校や企業で人々はどのように働き、学んでいるのでしょうか。中教授は、ラオス国立大学でバレーボールの授業も担当しているそうですが、なんと屋外、しかもアスファルト・コートだそうです。ネットの巻き上げ器が故障しているため、だるーんとネットを張るしかなく、高価で貴重なボールも摩耗が激しいとのこと。櫻井教授が日本で使い古した廃棄済のボールを2個、空気を抜いて持参したところ、とても喜んでくださったとのこと。木陰は快適なのですが、日差しはとにかく熱い。日本では2021年から「熱中症警戒アラート」が発せられ、対策が手探り状態にあるように思いますが、暑熱の大先輩ラオスではどのような対策が講じられているのでしょうか。興味深いところです。

将来、大学間交流が活発に展開され、学生・教職員の皆さんが相互に訪問し合う制度や仕組みが整備されれば、様々な面でお互いに学び合う良い機会になるものと思われます。

ラオス国立大表敬訪問:中比呂志氏提供