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【こども学科】3年次研修で七尾市・のとじま水族館を訪れました

2025.06.18

6/5(木) - 6(金)

人間科学部こども学科で3年次の研修を行いました。毎年、さまざまなテーマで行う一泊二日の研修ですが、今年度の一日目午後から二日目は、七尾市に宿泊し「のとじま水族館」での活動を通して、学びを深めました。

実行委員会の企画でゼミ交流! 「チーム学校」で活かせる協調性を学ぶ

小学校教員系と幼保系では、2年次のゼミナール(「フィールド基礎演習」)や取得しなくてはならない科目群が異なってきます。そのため、同じ学科内でも交流の機会が少なくなってきます。そこで、宿泊先の「のと楽」(七尾市和倉温泉)に移動の後、3年次研修の学生実行委員会が企画したゼミ交流会を行いました。

「以心伝心ゲーム」では、「総理大臣になってほしいこども学科教員=芥川先生」「一番お金を持ってそうな先生=直江先生」「卒業研究の提出に遅れそうな人=Sくん」といったお題にほぼ全てのゼミの回答が一致したり、予想外の珍回答が飛び出したりして、大いに盛り上がりました。
この企画を通して、教育現場の「チーム学校」で重要となる共同作業や、学級のみんなを打ち解けさせるアイスブレークのコツを体験的に掴めたのではないかと思います。
 

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 K・Uさん (石川県 金沢高等学校出身)
ゼミ内でもみんなの意見を聞いてひとつの意見にまとめたり、その人についてのイメージを語り合ったりして、とても楽しかったです。

人間科学部こども学科 3年次 M・Sさん (石川県 小松明峰高等学校出身)
2年前と今年では違った楽しさがありました。企画を考えてくれたリーダーのみんな、とても楽しかったです!

のとじま水族館で能登半島地震からの復興の苦労に学ぶ

二日目は、令和6年能登半島地震により一時閉館を余儀なくされた「のとじま水族館」を訪れました。
加藤雅文氏(同館飼育課長)より、2024年1月1日の発災直後から再開までの歩みを伺いました。 普段の避難訓練が功を奏して来園者のスムーズな避難は可能だったこと、しかし職員自身も被災者となる中で手探りで被害復旧を進めてゆく苦労、展示生物を救うために奔走された様子が映像とともに語られました。
学生たちは、将来、幼児や児童を守る立場になることの重みを改めて感じたようでした。
講演後は、イルカショーを鑑賞するなど、水族館での時間を満喫しました。
(文:担当教員 永坂正夫)

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 M・Aさん (石川県 星稜高等学校出身)
すごく感動しました。復旧に尽力されてきた飼育員の方々の切実な思いが伝わってきました。震災の少し前にのとじま水族館に行った時と同じ光景を今日も見ることができて感謝です。

人間科学部こども学科 3年次 O・Aさん (石川県 星稜高等学校出身)
震災の被害の様子を写真で見て、想像していたよりも大変だったんだと実感しました。人と人とが支援し合い、支え合う、といった「繋がりの大切さ」を改めて感じました。その話を聞いたことで、その後のイルカショーが一層感動的になりました。