地域連携

【地域連携/ボランティア】珠洲市若山公民館で「星稜カフェ第3弾」を実施

2026.07.15

7/11(土)

中原ゼミナール・張ゼミナール・佐藤(将)ゼミナールの学生たちが、珠洲市若山公民館において「星稜カフェ第3弾」を実施しました。本活動は、令和6年能登半島地震からの復興を願い、地域の方々に寄り添う継続的な交流機会として位置づけられています。当日は地元住民の方々約15名が参加し、これまでの訪問実績から「待ってました」と温かく迎えていただくなど、積み重なる信頼関係のもとでスタートしました。

当日はまず、いまだ多くの人々が避難生活を送る近隣の仮設住宅地区を訪問しました。
学生たちは居住環境を実際に目で確認するとともに、住民の方々から生活再建の目処が立たない現状や苦悩を直接伺い、震災から時間が経過した被災地の厳しい実情を肌で感じる機会となりました。
その後、幅広い世代が気軽に楽しめるスポーツ「モルック」を通じた交流会を開催し、学生と地域住民による混合チームでの対戦を通じて、世代や立場を超えた一体感のある盛り上がりが生まれました。

スポーツの後は、お菓子や飲料水を囲みながら「星稜カフェ」を開き、テーブルを囲んで「人口減少」や「住宅倒壊」といった深刻な課題について語り合いました。地域の方々の生の声に真摯に耳を傾けたことは、現地の方々に明るく前向きな気持ちで日々の生活を送っていただく一助となっただけでなく、学生たちにとっても震災後の暮らしの実情や今後の地域づくりへの思いを深く学ぶ、大変有意義な時間となりました。

現地の状況を自らの目で知り、心から復興に協力したいという思いを新たにした本活動は、学生たちのコミュニケーション能力の育成や社会人基礎力の向上へとつながる、座学だけでは得られない極めて実践的な学びの機会となりました。
経済学部経済学科 3年次 Yさん(石川県 野々市明倫高等学校出身)
今回、珠洲にお住まいの方々との交流を通して、現地の現状を知ることができました。特に大きな課題として挙げられたのが人口減少です。小学校の児童数が全校で十数名しかいないことや、伝統的な祭りも人手不足により、現在はボランティアの協力で何とか継続しているものの、将来的な存続を不安視する声が聞かれました。また、仮設住宅では部屋が狭く、家族が集まりにくいなど、住宅問題も依然として残っています。一方で、そのような状況の中でも住民の皆さんは笑顔を絶やさず、前向きに生活されていました。
今回の活動を通して、震災からの復旧だけでなく、珠洲の地域活性化に向けた継続的な支援の必要性を強く感じました。

経済学部経済学科 2年次 Oさん(石川県 小松明峰高等学校出身)
今回、珠洲市で地域の方々とモルックやお茶会を通して交流しました。モルックは初めてという方が多かったものの、とても上手で、みんなで笑い合いながら楽しい時間を過ごすことができました。
お茶会では、能登半島地震の体験を伺いました。避難した直後に目の前で家が崩れる様子や、浸水など地震以外の被害も重なり、大変な思いをされたことを知り、大きな衝撃を受けました。一方で、普段は畑仕事をしながら少しずつ生活を立て直しているというお話も聞き、地域で支え合いながら前向きに暮らしている様子が伝わってきました。
今回の交流を通して、震災にはニュースだけでは分からない現実があることを実感し、人と直接話して学ぶことの大切さを改めて感じました。