地域連携

【地域連携】「MEX金沢」に参加し、地元モノづくり企業の調査を実施しました

2026.08.17

5/14(木)~16(土)

本学、経済学部の9つのゼミナール担当教員と、各ゼミに所属する学生総勢約160名が、石川県産業展示館の3館(1、3、4号館)で開催された「MEX金沢」にて、地元のモノづくり業界と企業に関する調査を行いました。

「MEX金沢」はモノづくり(機械工業)の魅力の発信や製品の流通、技術交流の促進を目的とした毎年恒例の「見本市」で、今年も各館内には、県内を中心とする250以上のモノづくり企業と関連団体の紹介ブースが設置されました。館内では連日、セミナーなどの目玉イベントも実施され、施設周辺には飲食の販売や休憩用の特設テントも設けられるなど、一般参加者も楽しめる「お祭り」として、終日に渡って賑わいを見せていました。

「MEX金沢」は本来、企業同士の取引(BtoB)につながるマッチングを目的としたイベントですが、同時に「いしかわUIターン促進モノづくり発信事業」の一環となる「学生特別企画」も実施しており、学生や学校関係者の参加も年々増え続けています。本学もかねてより、地元企業の採用に関する情報収集だけでなく、社会課題、環境課題への取り組み調査も行える「MEX金沢」への参加を(ゼミ単位で)続けており、教員同士の意見交換を重ねる中で、参加ゼミ数を段階的に増やしてきました。

事前に公式サイトで参加登録を行い、スタンプラリー形式で「3社以上」のブースを巡るゲーム性も好評な「学生特別企画」には、本学だけではなく、県内外のさまざまな学校から学生が参加していました。
事前の下調べや担当教員からの勧めをきっかけに興味を持ち、事前エントリーを済ませた企業のブースを30分刻みで巡った本学の学生は、各社の担当者による少人数向けのプレゼンに聞き入り、メモを取り、質問をするなど、積極的な取材調査を重ねていました。通常の企業訪問とは異なるオープンな場であるため、どのブースにも和気あいあいとした雰囲気や活気が溢れており、より踏み込んだ情報収集や意見交換ができた模様です。

最終日(16日)にゼミ生と現地で合流した新特任教授は、「経済学部の学生がモノづくり企業に関わる機会は少なく、結果として、進路の選択肢も狭くなっていた」と、「MEX金沢」への初参加時の就職活動について振り返ります。
参加以降は、学生が興味を持ったモノづくり企業のインターンシップにエントリーし、さらに関心を深め、進路決定するケースも増えています。近年は、実際に(モノづくり企業へ)就職した卒業生が企業側の案内人として「MEX金沢」に参加するケースも出てきており、充実の社会人ライフをおくるかつての教え子と再会した教授らは、この先の「MEX金沢」を起点とした学生の未来の好循環にも期待を寄せました。

学生のコメント

経済学部経営学科3年次 Hさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
事前に下調べし、グループで「ここに」と決めた企業と、その場で声をかけてくださった企業の計4社のブースでお話を聞くことができました。特に印象深かったのは、金沢駅や石川県立図書館など、身近な建築物の骨組みを作っている鉄工系の会社です。機械販売や建築工事、土木工事など幅広い事業を展開しているのにオフィスがワンフロアで、部署の異なる社員同士が助け合えるという環境や風土にも惹かれました。
夏のインターンシップやその後の就職活動は、もともと希望している金融系を軸にすると思いますが、引き続き、モノづくり企業も注目していきたいなと思いました。

経済学部経営学科 3年次 Nさん(富山県 星槎国際高等学校出身)
私は参加企業を下調べするところから「出身地(富山)に支店があるか」という点に着目しました。最も親しみを感じたのは、私たちと年齢が近く、カジュアルな服装の社員の方が対応してくださり、話しやすかった企業です。もともと直接の接点が少なかったモノづくりの業界でしたが、商社も多くあり、文系から就職する人の割合も多いことを知れましたし、この先の就職活動の際は、狭かった視野を広げてみるのもいいなと思っています。
経済学部経済学科 3年次 Tさん(石川県 金沢市立工業高等学校出身)
「MEX金沢」では、ゼミの先生のおすすめから選んだ3社を回りました。僕自身が工業高の機械科出身ですので、就職活動の際は当然、モノづくり系の企業も候補に考えているのですが、進路の選択肢を広げるために経済学部に進学していますし、学部からは金融関係の企業を選ぶ人も多いと聞いているので、まだ迷っている段階です。ただ、3社の説明を受ける中で、文系大学の出身者も活躍していることがよくわかりましたし、今後は今回話を聞くことができなかった出展企業のことも調べながら、興味を持った会社の話を伺っていきたいと思いました。

経済学部経済学科 3年次 Sさん(富山県 呉羽高等学校出身)
ゼミの先生が情報共有してくださった、おすすめ企業のリンクから簡単に予習してから当日に臨みました。まず、文系から工業系の会社に就職できるという考えがなかったので、実際はそんなことはなく、もっと広い選択肢があることが知れてよかったです。中でも、お客さまとのコミュニケーションを大切に、提案を重視する(モノづくり)企業に惹かれました。
高校卒業時点では将来の方向性が定まらず、大学進学をきっかけに理系から文系に移っており、今は「人と関わる仕事がしたい」と考えていたので、このような働き方が工業系(理系)の会社でもできるなら、他社についてももっと調べてみたいなと思いました。
「MEX金沢」は、情報を得るだけでなく、実際に働いている方の生の声が聞けるので、インターンシップや就職活動の下調べの場として、とても良いと思います。
経済学部経営学科 2年次 Iさん(石川県 星稜高等学校出身)
以前まで、モノづくりとはどのような流れで行われるかなど何も知らなかったのですが、MEXの訪問を通して色々な企業のお話を聞き、ただモノづくりを行うのではなく、完成させた部品を次の企業に引き継ぐ、それを販売するための営業など、モノづくりの上での必要な流れがわかり、関心が深まりました。