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【経済学部/ソーシャル・ビジネス論】ソーシャル・ビジネスを支える仕組みについて講演いただきました

2026.09.08

6/30(火)

経済学部の講義科目「ソーシャル・ビジネス論」では、日本政策金融公庫 国民生活事業本部北陸創業支援センター 渡邊 一貴氏をお招きし、ソーシャル・ビジネスを支える仕組みについてご講義頂きました。
(文:担当教員 中尾 公一)

学生のコメント

授業補助学生(SA) 経済学部経営学科 4年次 Sさん(富山県 南砺福野高等学校出身)
日本政策金融公庫はソーシャルビジネスの担い手に対し、運転資金や設備資金の融資といった資金面とでの支援に加え、ニーズに応じた情報提供や支援機関への取次ぎなど、情報面での支援も行っています。講義では、これらの支援内容についてご説明いただくとともに、実際の融資事例を動画を交えながら紹介していただきました。
講義後の質疑応答では、融資だけでなく情報提供も行う理由や、融資の審査で重視されるポイント、「ビジネスプラン見える化BOOK」の内容などについて受講生から多くの質問が寄せられ、一つひとつの質問に対して実例を交えながら丁寧に回答していただきました。
受講生にとっては日本政策金融公庫の役割や支援について理解を深める貴重な機会となり、今後の授業課題に取り組む上でも大変有意義な時間となりました。貴重なお時間を割いて講義を行っていただいた渡邊 一貴氏に深く感謝申し上げます。

経済学部経営学科 3年次 Yさん(石川県 野々市明倫高等学校出身)
日本政策金融公庫(以下、「日本公庫」)の国民生活事業が平均融資残高に大きな差はあるものの、融資先数が信用金庫と同程度であることに驚きました。資金面だけでなく、情報提供においてソーシャル・ビジネス支援ネットワークというものを構築し、福井であれば福井市と鯖江市といった地方自治体や商工会議所などが相互的に情報交換を行なっていることがわかり、情報の重要性やソーシャル・ビジネスにおける協働性を感じることができました。
また、NPOや介護の他に「社会的課題の解決を目的とする事業者」に向けた融資も行っており、酒蔵を改築してミニシアターを作るものや障害のある方が働く地域の憩いの場であるカフェなど様々な方面で支援を行い、地域活性化に助力されていることがわかりました。今回の講義で日本公庫は世界をより良くする活動になくてはならない存在であると思いました。
経済学部経営学科 3年次 Yさん(富山県 富山東高等学校出身)
渡邊さんの講義から実際に学生がNPO団体を立ち上げることについてのリアルな実現可能性や融資する側の視点について新たに知ることができました。「自己資金を用意しているか」という観点では資金量以外に自分で積み立てた資金の蓄積過程が重視されることから、学生にも十分融資可能性のあるものだと感じました。「収入よりも支出」を考えるというお話から、SBに基づく活動は社会的な目的の達成のために行われ、いかに最低限の支出で事業収入を生み出し社会に還元できるかを第一に考える必要があるのだと理解しました。
また、課題を通じて仮想SBの計画を立てていく中で、「ビジネスプラン見える化BOOK」の「財政基盤」の欄の作成に苦戦していました。本日伺ったお話を通じて、収入と支出を別物として捉えるのではなく、支出を抑えて設定した場合に見込める収入という手順を踏んで考えたいと思いました。
実現仮説を考える際に、あくまで「仮説」という未確定なものをどのように確実なものに近づけるかが難しいと感じていました。しかし、外れることが多い仮説に対して、どういう点で外れたのかを受け入れてどのように修正していくかが重要であると知り、仮説が絶対ではないのだと理解できました。
経済学部経営学科 2年次 Tさん(福井県 福井商業高等学校出身)
今回の日本政策金融公庫の渡邊さんの講義で学んだことは、レポートを書く際にたくさんのヒントをくれました。一番印象が変わったのは、NPO法人やソーシャル・ビジネスに対する考え方についてです。
講義を受ける前は、NPO法人は寄付やボランティアによって成り立っている団体というイメージが強く、お金を借りて事業を行うという発想はほとんどありませんでした。しかし、実際には社会課題を解決するためには継続して活動することが何よりも重要であり、そのためには一般企業と同じように経営を考えなければならないことを学びました。
また、ソーシャル・ビジネスの活動を続けるうえで、一番大きな問題は資金不足だと思っていましたが、講義では「人材の確保や育成」が最も大きな課題として挙げられていました。活動内容だけを紹介するのではなく、その活動によってどのような社会の変化を目指しているのかという視点で整理することで、より説得力のあるレポートになると感じました。