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【経済学部/ソーシャル・ビジネス論】 廃棄されそうな農産物の流通の仕組みや工夫について講演いただきました

2026.09.28

7/7(火)

経済学部の講義科目「ソーシャル・ビジネス論」では、株式会社ファントゥ農園事業部の堀米祥平氏をお招きし、廃棄されそうなものも含め、どのように農産物を百貨店やスーパー、メーカーなどに流通させるかという仕組について、生産者やバイヤーなどとのコミュニケーションの取り方も含め、ご講義頂きました。
(文:担当教員 中尾 公一)

学生のコメント

授業補助学生(SA) 経済学部経営学科 4年次 Sさん(富山県 南砺福野高等学校出身)
今回の講義では、株式会社ファントゥの地域商社としての取り組みや、岩津ねぎの販路開拓や規格外品の活用、加工品開発についてご説明を、また講義の中では実際に販売されている商品を、それぞれご紹介いただきました。さらに、規格外品に関する実際の事例をもとに、生産者と取引先企業双方の立場を踏まえながらどのような解決策が考えられるかについて議論しました。
質疑応答では、自然災害が発生した際の対応などについてもお話いただき、現場ならではの経験や工夫について理解を深めることができました。
今回の講義を通して、地域資源を活かした事業展開や、課題の解決に向けた実践的な取り組みについて学ぶことができました。貴重なお時間を割いて講義を行っていただいた堀米祥平氏に深く感謝申し上げます。
経済学部経営学科 3年次 Yさん(石川県 金沢市立工業高等学校出身)
これまで私は規格外の農産物は廃棄されるしかないものだと思っていましたが、加工原料として活用したり、新しい商品に生まれ変わらせたりすることで価値を生み出していることを知り、とても驚きました。展示会で出会ったバイヤーへ毎年手書きの葉書を送り続けて信頼関係を築いてきたという話から、人とのつながりを大切にすることが長く仕事を続けていくためには必要と理解できました。
また、生産者・流通事業者・食品メーカーの間に立って調整し、お互いにメリットがある仕組みを作っていることが、地域商社の大きな役割と教わり、講義の最後にあった「儲けるとは、人が集まり、人が笑い、人が続く『人儲け』なのかもしれない」という言葉も印象的でした。

経済学部経営学科 2年次 Yさん(石川県 小松大谷高等学校出身)
市場に影響されない仕組みづくりが重要であり、中規模流通を軸に安定的に出荷できる販路を全国的に開拓していることを学びました。また、イベント出展を通し、バイヤーからの情報を入手することや、実際に消費者の声を聞くことが大切であると学びました。
農家の方も意図的に規格外を作っているわけではありません。だからこそ、規格外だけではなく、普段からその農家の方と取引し、お互いにメリットがあり、気持ちよく取引するために工夫をすべきであると思いました。
ビジネスには、生産者の方など人との繋がりが欠かせないからこそ、このような考え方が大切であり、時には目先の利益より優先すべきであると私は思いました。
経済学部地域システム学科 2年次 Tさん(石川県 金沢桜丘高等学校出身)
生産面では、岩津ねぎを中心として地域の若手生産者に生産量の増加を呼びかけ、全量を買い取る仕組みを作ることで生産全体の30%以上の出荷が実現していることがとても印象に残りました。信頼関係を築くことや生産と仕組みの体制づくりを同時に行うことの難しさと重要性を感じました。
また「葱1本も余すことなく売り切る」というミッションクリアに向けて、例えばコンビニの新商品開発のサイクルがとても早いため、それに合わせた期間限定の商品コラボを実現させるなど、各企業に合わせた連携方法を取り、積極的に販路を開拓していることが分かりました。生産者と企業の利益を両立させながら規格外品と欠品問題をどう解決するかについて考えた際に、お互いの意見を受けた上で解決策を考えることが大切だと改めて学ぶことができたと思います。