学長コラム
「『今、この瞬間』を生きている」(令和8年度4月2日 入学式式式辞から)
2026.04.02
金沢星稜大学ならびに大学院に入学された皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんをお迎えする今日という日を心待ちにしておりました。これから4年間、大学院生は2年間の学生生活を送るにあたり、ぜひ心に留めておいてほしいことをお話しします。
皆さんには学生生活を通じて、それまでの自分の枠を超えて、ぜひ冒険をしてほしいと思います。冒険という言葉には、エベレストに登るとか、小さなヨットで太平洋を渡るとか、何か危険を顧みずに実行するというイメージもあるかと思います。しかし、そうしたリスクを伴う活動だけが冒険ではありません。今まで知らなかった分野を新たに学び始めることは冒険です。アルバイトを始めるなど新たな社会経験を積むことも小さな冒険と言えるでしょう。自分の枠を超えて挑戦することこそが冒険の本質です。
私は、その人が体験してきたこと、その体験の積み重ねそのものがその人を形成していると考えています。大切なことは、勇気を持って一歩踏み出し、今の自分の枠を超えて主体的に体験を積み重ねてゆくことです。
金沢星稜大学を運営する稲置学園の始まりは、今より94年前、昭和7年に開学した「北陸明正珠算簿記専修学校」にあります。本学園はすなわち、そろばん塾から始まっています。昭和7年といえば、アメリカに端を発した世界恐慌の荒波を受け、日本も「昭和恐慌」と呼ばれる深刻な不況下にありました。当時、弱冠23歳だった初代理事長、稲置繁男先生がなぜそろばん塾を始めたかと言えば、少年少女たちに、世間の荒波を自分の力で乗り超えてゆける、「生きる力」を身に着けて欲しいと考えてのことだったと伝え聞いています。
今、世界に目を向ければ、ロシアとウクライナの戦争は終結の兆しも見えず、中東全域に拡大しつつある戦争に国際社会は翻弄されています。日常生活に目を向ければ、生成AIの進展で、人でなくてはできなかった複雑で高度な作業もあっという間にパソコンが片付けてくれるようになりつつありますが、その一方で、これまであった職業の多くも消失するだろうと言われています。こうした不確実な時代にあってこそ、皆さんには勇気を持って一歩踏み出し、今の自分の枠を超えて冒険することを忘れないでほしいと思います。
私たちは、過去を振り返り、未来を思い描くことができます。しかし、最も大切なのは「今、この瞬間」に生きていることです。過去も未来も、「今、この瞬間」を生きている私たち一人ひとりの心の中に存在しています。
私たち教職員一同は、皆さんの「今の自分の枠を超えて新しい挑戦へ踏み出す冒険」を全力で支えます。皆さんが金沢星稜大学で過ごす「今」を通して、自分を超える力を培われますことを心より祈念します。改めて、ご入学おめでとうございます。
皆さんには学生生活を通じて、それまでの自分の枠を超えて、ぜひ冒険をしてほしいと思います。冒険という言葉には、エベレストに登るとか、小さなヨットで太平洋を渡るとか、何か危険を顧みずに実行するというイメージもあるかと思います。しかし、そうしたリスクを伴う活動だけが冒険ではありません。今まで知らなかった分野を新たに学び始めることは冒険です。アルバイトを始めるなど新たな社会経験を積むことも小さな冒険と言えるでしょう。自分の枠を超えて挑戦することこそが冒険の本質です。
私は、その人が体験してきたこと、その体験の積み重ねそのものがその人を形成していると考えています。大切なことは、勇気を持って一歩踏み出し、今の自分の枠を超えて主体的に体験を積み重ねてゆくことです。
金沢星稜大学を運営する稲置学園の始まりは、今より94年前、昭和7年に開学した「北陸明正珠算簿記専修学校」にあります。本学園はすなわち、そろばん塾から始まっています。昭和7年といえば、アメリカに端を発した世界恐慌の荒波を受け、日本も「昭和恐慌」と呼ばれる深刻な不況下にありました。当時、弱冠23歳だった初代理事長、稲置繁男先生がなぜそろばん塾を始めたかと言えば、少年少女たちに、世間の荒波を自分の力で乗り超えてゆける、「生きる力」を身に着けて欲しいと考えてのことだったと伝え聞いています。
今、世界に目を向ければ、ロシアとウクライナの戦争は終結の兆しも見えず、中東全域に拡大しつつある戦争に国際社会は翻弄されています。日常生活に目を向ければ、生成AIの進展で、人でなくてはできなかった複雑で高度な作業もあっという間にパソコンが片付けてくれるようになりつつありますが、その一方で、これまであった職業の多くも消失するだろうと言われています。こうした不確実な時代にあってこそ、皆さんには勇気を持って一歩踏み出し、今の自分の枠を超えて冒険することを忘れないでほしいと思います。
私たちは、過去を振り返り、未来を思い描くことができます。しかし、最も大切なのは「今、この瞬間」に生きていることです。過去も未来も、「今、この瞬間」を生きている私たち一人ひとりの心の中に存在しています。
私たち教職員一同は、皆さんの「今の自分の枠を超えて新しい挑戦へ踏み出す冒険」を全力で支えます。皆さんが金沢星稜大学で過ごす「今」を通して、自分を超える力を培われますことを心より祈念します。改めて、ご入学おめでとうございます。