心の拠り所をお守りに。頑張れる理由は、きっとこれからも変わらない。

私は、実は明確な目標を持って金沢星稜大学に入学したわけではありませんでした。それでも、授業やゼミナール活動、サークル活動、CDP（キャリア・ディベロップメント・プログラム）、アルバイトや趣味にも一生懸命取り組むことで、自分のやりたいことが見つけられるよう大学生活を過ごしてきました。その結果、さまざまなバックグラウンドを持つ人と出会い、今まであまり関わりがなかった人ともたくさん話をして共に行動することで精神的にも成長できたと感じています。
2年次のときに洋上就職合宿クルーズ「ほし☆たび北海道」に参加しました。初めてフェリーに乗船したので貴重な経験になりましたし、たくさんの人とグループワークを行うことで多角的な視点が持てるようになりました。また、流星祭実行委員で出会った先輩とは共通の趣味で仲良くなり、今でもご飯に行ったりしています。学年や学科を越えた交流が叶う点は、大学という環境ならではだと感じています。

私には大事にしたい趣味がありました。継続して学習するためには楽しいこともなければ心が疲れてしまうと考えていたので、趣味の時間を排除せずに勉強する道を模索しました。その結果、睡眠や食事などの時間を減らさずに学習の時間を確保して、自由な時間もうまく作り出せるようになり、メリハリをつけて学習に取り組むことができました。
面接対策としては、週に1・2回CDPの模擬面接を受けていました。自宅ではChatGPTを活用して質疑応答のシミュレーションを行い、考え方や答え方に応用することで、どのような質問にも対応できるよう準備しました。とは言え、本番でうまく対応できなかった部分があるととても落ち込みました。過去はもう変えられないのに何度も思い出して、結果が出るまで辛い時間を過ごすこともありましたが、そのようなときに支えてくれたのが家族や友人たちでした。たくさん話を聞いてもらい、自分の気持ちを前向きにすることができました。

大学は高校よりも交流の輪が広がり、さまざまなことを経験する機会がたくさんあります。新しい知識や価値観が得られ、学びの幅も広がります。ゼミナールで実践的な活動ができるのも大学ならではだと思います。私は経済について学びながら、地域社会、地元企業、環境問題にも関わる課題解決型の共創インターンシップに参加したのですが、ゼミナールのみんなと一緒にパートナー企業の課題解決に向けて取り組んだのはとても良い経験になりました。地域社会との関わりが自分を成長させてくれたと感じますし、社会人になってからもこの経験を活かすことができると考えています。
また、金沢星稜大学のCDPはとても良い教育プログラムだと思います。筆記試験や面接対策に役立つのはもちろんですが、エクステンション課のみなさんがいつでも話を聞いてくれますし、たくさんの情報を発信してくれるので、それがとても支えになりました。他大学に通う友人たちの話を聞くと、3～4年次からやっと公務員試験対策を始めるケースも多いといいます。1年次からの積み重ねが確実に力になるのが金沢星稜大学のCDPだと感じています。