部活も、授業と資格の勉強も、就職活動も、経験して実感したのは目的意識を持つ大切さです。

高校野球が不完全燃焼で終わったため、地元北陸のリーグでトップを争っていた金沢星稜大学の硬式野球部で野球を続けることを決意。経営学科を選んだのは、企業がどのような戦略を練って世の中にヒット商品を生み出してきたかを学びたいと思ったからです。

硬式野球部には、各高校で主力だった選手が多く、自分は試合に中々出ることができず、正直悔しい思いはずっとありました。そうした状況の中でも、メンバーのサポート役に回ることで自分の役割を果たすことに全力を尽くしました。最後まで野球をやり通すことで人として大きく成長できたのは、仲間の支えがあったからだと思います。

就職を見据え、3年次に「宅地建物取引士」の資格を取得しました。当時は、部活動と正課授業の学習に加えて、資格対策の勉強の繰り返し。そんな休む暇の無い中でも優先順位をつけることで、計画性と主体性が身に付きました。 他にも就職対策として進路支援課が実施する面接合宿にも参加。限りなく本番に近い緊迫した状況で、自分の思いを簡潔に、かつ相手に理解し納得してもらうように話す練習ができたことは本番にも繋がりました。

大学生活というのは目的を持つ人と持たない人とでは大きな差が付く時期です。自身のスキルアップをサポートしてくれる制度を活用すれば、より充実した時間を過ごすことができます。高校生の皆さん、大切なのは入学後にどう自分を高めていけるかを考えて行動することです。本質は常に自分自身の中にある。そのことを踏まえて、自分を磨いていってほしいと思います。