研修で訪れたタイで小さな子どもから言われた「I love you」の言葉が忘れられません。

金沢星稜大学のこども学科には、保育・教育の多様な現場を経験されてきた先生方が多くいらっしゃいます。そうした経験豊富な先生方と少人数制ゼミナールで関わることができることに魅力を感じ入学しました。

3年次にゼミで取り組んだ「おはなしの森」という活動は特に印象に残っています。金沢海みらい図書館と連携し、乳児から小学校低学年の子どもを対象としたイベントの内容や壁面の装飾を一からゼミのメンバーで決めて実施しました。対象となる年齢の幅が広く、すべての年齢層の子どもが楽しめるような内容を考えるのは難しかったですが、実際に開催した後に、子ども達や保護者の方から「楽しかった、また来るね」と言ってもらえたのは嬉しかったですね。2年次の春休みには団体海外研修でタイの幼稚園・小学校を訪問しました。最初は言葉が上手く通じず苦労しましたが、自分から子ども達や先生とコミュニケーションを取ることで心が通い、最終日には4歳の女の子が「I love you」と言ってハグをしてくれたことが今でも忘れられません。

もともと保育士を目指していましたが、アルバイトで幅広い世代の方々に接客を行う中で、世代を超えて人と関わる仕事に魅力を感じ民間企業への就職にシフト。中でも銀行は目に見えないものを商品として扱うため、個々人の人間性が試される業界だと思います。大学の授業等から得た「相手のことを理解して接する力」を活かし、お客様一人ひとりに寄り添った対応を通して信頼関係を築いていきたいと思います。