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【金沢星稜大学市民講座】(第124回)『大名庭園の近代—明治維新と兼六園—』を開催しました

2026.10.06

経済学部地域システム学科の本康宏史特任教授による『大名庭園の近代ー明治維新と兼六園ー』と題した2026年度第6回(通算124回)市民講座を開催しました。
今回の講座では、「日本三名園」の一つである兼六園の誕生から現在に至る歴史をたどりました。大名庭園であった「兼六園」という名称から「兼六公園」になって明治7年5月7日に正式開放され、大正末期に今の兼六園の名称に戻されたという経緯や、「3つの種類の相異なる価値を全て備えている六勝」という名前の由来が紹介されました。

また、「日本三名園」に京都の名園などが入っていないことについても話題に上がり、明治18年8月から明治24年8月にかけて明治天皇が各地を巡幸された際、お昼の休憩をされた庭園が金沢の兼六園と岡山の後楽園だったこと、水戸の偕楽園も同時期に皇后が天皇の代行として行啓した際にお褒めの言葉を賜ったとのことからこの三園が評価され、「日本三名園」が決定した経緯が説明されました。
さらに、兼六園内に「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像」が立っている理由についても解説。この像は明治10年の西南戦争で戦死した約400名を慰撫・慰霊するため、募金などによって明治13年10月に建立されたもので、この像には前田家の立場を象徴する役割もあったことが明かされました。

聴講者たちは兼六園にまつわる貴重な話の数々に熱心に耳を傾けており、身近な名園に対する新たな視点や気づきが得られる、大変有意義な学びの機会となりました。