MOTOYASU Hiroshi

職位
特任教授
専門領域
日本近代史/地域史/産業技術史
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キーワード
研究情報
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日本経済、とりわけ地域の経済や産業の成り立ちを歴史的な視点から掘り下げます。歴史で学ぶ地域経済の面白さ!

日本経済史(地域産業史)

授業内容

日本経済史の中でも、主に地域の産業史、技術史を研究しています。石川県はじめ北陸地方は繊維と繊維機械を軸に近代的な工業が発達しました。こうした特色ある地場産業を加賀藩時代の「からくり」技術にさかのぼって考察しています。また、鉄道(北陸線)や海運(北前船)などの交通と産業の関係、さらに、都市の消費文化をめぐる産業展開など、地域経済について幅広く分析しています。

ゼミナールでの研究内容

ゼミナールにおいても、このような「地域の経済」を経済学や経営学の分析方法を駆使して、歴史的な視点からみんなで考察しています。もちろん、地域の範囲を超えることもしばしばで、まずは、ひとりひとりの関心を大切にし、文献調査をベースに必ず現地調査を加えて、テーマを掘り下げてもらっています。

卒業研究のテーマ例

■金融恐慌の地域的な影響 —金融業界と織物業界を事例に—
■地価にみる繫華街の変遷 —戦後の金沢を事例に—
■都市用水の経済史的役割 —金沢市街地を事例に—
■神通川改修事業をめぐる富山市域の経済発展
■石川県における朝鮮特需と内灘闘争 —戦後復興の経済史—
■港湾整備からみた敦賀の経済史的考察
■旧制高校の経済史 —四高誘致と四高生の消費を中心に—
■能登の塩づくり —昭和期以降の盛衰を中心に—