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英語の魅力を伝えて、生徒たちの視野を広げられる教員に

石川県公立中高英語教員


人文学部国際文化学科

I・Tさん

石川県 金沢高等学校出身

進路について

金沢星稜大学への進学を決めたのは、英語教員の免許を得られるのはもちろん、異文化への理解を深め、英語という言語の仕組みなどを学ぶことで、英語のスペシャリストを目指せると思ったからです。英語教員の仕事は生徒に言語を教えるだけでなく、それを活用することで、多様な文化や価値観をもった人との繋がりへアクセスさせることを目的としているところが魅力です。

在学中は来日したスポーツ選手を学生通訳としてもてなしたり、小学生向けの英語を使ったレクリエーション活動の企画運営をしたりするサークル活動に全力を注ぎました。教員生活が始まったら、英語を実際に使う場面を授業の中で演出して、生徒たちに「英語って楽しい!」と感じてもらえたらと考えています。

教員試験対策を振り返って

筆記試験対策では、自分専用の間違いリストを活用しました。まず、Wordのディクテーション機能を使い、間違えた箇所の正答を読み上げ、記録を重ねた文章を読み上げ機能で音読してもらい、それを勉強開始時や就寝前、移動中に聞き流すことで知識が根付き、点数アップにも結び付きました。
そして実技試験は、授業を全て英語で進めながら生徒を誰一人取り残さないことが重要視される内容だったので、本番の試験で生徒役を立てない場合でも練習ではあえて生徒役を立てました。これにより、具体的に必要な支援を理解して本番に活かすことができました。

長期に渡る試験勉強で日々のやる気を出すには、とことん打ち込める息抜きも必要です。私の場合は、料理を作って家族が喜ぶ顔や反応を見て、自己肯定感を高めることが息抜きになりました。
合格するために大切なのは「他人に優しく、自分に厳しく」の心がけでもあると思いました。1人では継続的にできない授業や練習も支え合う仲間がいることで切磋琢磨でき、一方で自身が「過去の自分より成長しているか」を謙虚に厳しく見るという姿勢を両立させることで、合格に導かれたと感じています。

後輩へのメッセージ

教員採用試験は大学受験とは異なり、知識に加えて仕事への覚悟と適性も試されますので、壁にぶつかる度に一皮二皮剥け、自分に勝つという姿勢を持つことが重要です。後輩の皆さんには、「自分はどんな人間で何ができるのか」を探求して自身の芯となる目標を見つけ、壁を乗り越えていってほしいと思います。

My favorite ○○ in 4 years

私が企画運営リーダーを務めた「Challenge in English ~英語の面白さ見つけ隊~」の活動で、志賀町の小学生たちと一緒に、英語を使ってクリスマスパーティーを行った時の写真です。英語を「楽しみながら学ぶ」という観点を尊重しながら、仲間たちと時間をかけて練った企画は大成功でした。この経験を元に、生徒の誰もがワクワクする英語の授業づくりに励んでいきたいと思います。

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