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【剣道部】警察官採用試験に合格した学生インタビュー

2020.10.13

10月9日(金)

令和2年度石川県警察官採用試験合格者55名の内、5名が本学剣道部に所属しています。
その中でも、警察官を目指して本学に入学した2名の学生にインタビューしました。

左:経済学部経営学科 4年次 越田ともみさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
右:人間科学部スポーツ学科 4年次 田口智大さん(石川県 大聖寺高等学校出身)

警察官を目指したきっかけは?

越田さん
高校生の頃に同級生が不審者に遭遇し、ショックを受けているのを目の当たりにしました。犯人を許せないという気持ちと、警察官なら被害者を直接助けられるという思いから警察官を意識するようになり、女性警官になることで女性の被害者の気持ちや立場を理解し、寄り添えるのはのではないかと考えました。
田口さん
僕は幼い頃、落とし物を見つけて持ち主に届けたときに感謝された経験から、誰かの役に立ちたいと思うようになりました。成長するにつれ、誰かを助けたいという思いに変わり、それを叶えられる職業は何かを考えた結果、警察官になりたいと思ったのがきっかけです。

剣道を始めた動機は?

越田さん
警察官の試験では、剣道もしくは柔道の段を持っていると加点されます。また、警察学校では剣道か柔道を選択して学ぶため先取りして経験しておきたい気持ちがありました。私の場合は、父方の叔父が剣道をしていたこともあり、剣道の方がより身近な存在でした。
田口さん
加点されることに加えて、もともと剣道に興味がありました。小学生の頃はサッカー、中高生の時はバレーボールに取り組んでいましたが、高校で一区切りつけ、大学では警察官になるための準備をしようと思い剣道を始めました。

実際に剣道と勉強の両立は大変でしたか?

越田さん
両立は大変でした。忙しく時間の無い中でも隙間時間を活かして試験勉強を進めていました。勉強する習慣があたりまえのように身に付いた点で、CDPは私にとってとても心強かったです。筆記試験の勉強は主にCDPでもらった問題集やプリントを繰り返し解き、4年次になるとCDPでは本番を想定した模擬面接が行われるので面接対策として自分の伝えたいこと等をまとめて臨むことができました。
田口さん
在学中に取得できる剣道の最大段位の二段を取得するまでは剣道に重点を置き、取得後は監督と相談し、勉強に充てる時間を増やすことに決めました。ただ、部活への参加頻度を減らしたことでかえって勉強への集中力が散漫になってしまった時期があり、そんな時はランニングや筋トレをして気分転換をしていました。やるべきことは時間を決めて、自分なりに工夫して勉強を進めました。

剣道で得たもの身に付いたものを、今後どう活かしていきたいですか?

越田さん
剣道を始めた当初は体力が全くなかったのですが稽古を重ね次第に体力も付き、日々の厳しい稽古も乗り越えることで忍耐力が付きました。また大会等では、部員が役割分担をして動くので、皆で協力して活動する中で協調性も身に付けることができました。
警察官は過酷な現場で働くことが多いので、忍耐力を活かして地域の安全を守るために奮闘していきたいです。また、組織で活躍することも重要なので協調性を活かして仲間や上司と協力して迅速に対応できるよう努力します。
田口さん
OBやOGの先輩方や、他大学、高校生、中学生などとの合同稽古を通じ、さまざまな方と接する機会がありましたので、それぞれの相手に対する礼儀作法が身に付きました。スポーツ学科におけるボランティア経験や、NEAL(自然体験活動指導者)という資格を取得したことでいろんな年代の方と接する基本も学ぶことができました。
警察官は様々な年代の方と接するので、そうした作法やスキルを活かしていきたいですね。また警察学校ではさらなる勉強も必要になってくるので、日々積み重ねていくことの大切さを忘れず頑張っていきたいと思います。

警察官を目指す後輩へのメッセージ

越田さん
金沢星稜大学では、CDPはもちろん就職や資格など学生の夢を応援するサポートが沢山あり、それらを活用することで自分の力を付けることができます。警察官の試験勉強はつらいこともたくさんあると思いますが、自分を信じてそれを乗り越えることで不可能を可能に変え、夢を掴むチャンスができるので皆さんもぜひ頑張ってください。
田口さん
公務員試験の面接では、警察官になるために自分はこういったことを頑張ってきた、こういったことが警察に向いているということを整理し、自分の言葉で伝えられるようになることが大切です。警察官を目指す人は自分が考える理想の警察官像を想像し、そのために今の自分には何が必要かを理解し、目標にするとよいと思います。物怖じせず、挑戦することをおすすめします。