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【こども学科/こどもフィールド演習】少年の非行にかかわる学習会を実施しました

2021.11.01

10月29日(金)

こども学科3年次の必修科目「こどもフィールド演習」において、教員や保育士を目指す学生が、こどもの非行防止にかかわる援助の資質を高めることを目的に学習会を実施しました。

法務省湖南学院(少年院)院長で臨床心理士の工藤弘人氏を講師に招き、少年院が犯罪少年や触法少年に果たす役割や、矯正教育の内容をお話しいただきました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 K・Sさん(石川県 金沢錦丘高等学校出身)
今回の講演では、「居場所」や「出番」の話が印象的でした。少年院の中で同じ経験をしても、戻る環境が異なれば再処分の可能性が高まるという点に驚きました。親との交流・愛情が不足していたりすると非行に走ってしまう可能性が高まるということなので、保育士や教員を目指す私たちにできることは、こどものありのままを受け止め、心を豊かにする体験を提供することだと感じました。

人間科学部こども学科 3年次 N・Cさん(石川県 星稜高等学校出身)
被虐待児としての経験のあるこどもが多く入所されている現状を知り、こどもの心のケアが非常に大切であることを感じました。「非行少年」というだけで身構えてしまいがちでしたが、その子自身に背景があることを知り、一人ひとりの特性や気持ちを理解した上で支援を考えていかなければいけないと思いました。
人間科学部こども学科 3年次 H・Yさん(石川県 金沢西高等学校出身)
単純に住む所というのではなく、自分が自分らしく、心地よいと思える所こそが「居場所」なのだと感じました。私自身、親と喧嘩した時は家に帰っても居心地が悪いので、家にいる時間を減らしたりしていましたが、それは一時的で、もしそんな時間が日常になってしまうと、外に居場所を求めてしまうのは仕方がないことだと思います。また、過去よりも今を大切にして、人と接していきたいと思います。