イベント

【金沢星稜大学市民講座】(第82回)「『ディクトグロス』を取り入れた英語力を伸ばす学習法」を開催しました

2021.11.09

11月6日(土)

今回は、前田 昌寛 人文学部国際文化学科講師が標題のテーマで講演を行いました。
英語を理解するということはどういうことでしょうか。もちろん語彙、文法レベルで理解するということも大事ですが、言葉という記号から場面状況を描き、それを伝えられることこそが英語を理解するということです。この場面を想像する「状況モデルの構築」をキーワードとし今回の講座ではその力を養う「ディクトグロス」という学習方法の内容、それに至るまでの経緯、そしてその有効性に関してご説明いただきました。

人間は母語を習得するために35040時間を費やす一方で、日本人の英語の学習時間は多く見積もっても平均3065時間といわれているそうです。その限られた時間で多くの学びを得るためには自発的に学び、「英語って面白い」という経験を得る自己教育力が必要となります。これまでの根性論での学習方法から探求型の教育が求められる現在の日本の教育環境で編み出された「ディクトグロス」という英語学習方法を参加していただいた皆様にも実際に体験していただきました。近くに座られている方と活発に意見を交わしあう様子も見受けられ、子どもたちがどのように英語を学び、何を感じているのかを肌で体感していただけたのではないかと思います。
今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の市民講座は

「少年法の内容を知っていますか」
講師:中尾 真和 経済学部経済学科 准教授

日時:11月27日(土) 13:30~15:00
場所:金沢星稜大学本館5階 A51