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【経営学科/観光情報論】ゲストハウスやまちづくりに関する情報発信について学びました

2021.11.11

10月26日(火)

経営学科の専門教育科目「観光情報論」において講演会を実施しました。講師として、ゲストハウスやまちづくり、旅行に関する記事執筆やウェブサイト運営、イベント企画等をされている前田有佳利氏をお招きし、現場を歩き、取材するなかで心がけていることやライター・編集者として大切にしていることについてお話を伺いました。

今回の講演のテーマは「ゲストハウスに特化した情報発信」。前田氏からは、ゲストハウスの特徴や魅力、ご自身とゲストハウスとの出会いについてお話いただきました。また、仕事や働き方に対するお考えについてもお話しいただきました。
(文:担当教員 石川美澄准教授)

学生のコメント

経済学部経営学科 3年次 O・Fさん(石川県 星稜高等学校出身)
お話を聞いて、好きなことを仕事にする姿とその挑戦が素敵だと感じました。また、ゲストハウスをライター業の取材対象として捉えるだけでなく、前田さんご自身がゲストとして利用しているからこそわかる視点を情報発信に生かしていることが印象的でした。
特に、「自分が感動したことを文章や写真の中に織り交ぜることで、情報の受け手に分かりやすく伝えられたり、他のメディアに掲載されている情報との差別化が図れたりする」ということを知り、私自身も、自分が体感して良かったこと、共有したいことを上手く伝えられるようになりたいと感じました。「やってみればいい」。それだけで何か変わるかもしれないことを学ぶことができました。

経済学部経営学科 3年次 K・Hさん(石川県 金沢錦丘高等学校出身)
大企業に就職しても自分のやりたいことや将来の夢と向き合い、別の道に進むというその決断力に感動しました。自分に合った生き方を見つけることは簡単ではないけれど、周りの話を素直に聞いて、いつも自分と向き合うようにすればいつか前田さんのように、自分の居場所が見つかるのだと感じました。
また、自分の文章に責任をもつことが重要だという話にとても共感しました。前田さんがおっしゃっていたように、正確な情報でも、受け手の感じ方によっては傷ついてしまう可能性があることをいつも頭において、言葉の選び方や写真の雰囲気など、細部まで確認してから情報発信をしなければならないと感じました。特に、観光情報の発信は良いところばかりに光を当てたくなるのは当然だと思います。しかし影の部分を隠すのではなく、そこも含めて好きになってもらえるような文章を書くことも、情報発信の上では重要なことだと思いました。

経済学部経営学科 4年次 M・Aさん(石川県 金沢桜丘高等学校出身)
情報を発信するときは、情報を受け取る側に対して思いやりの気持ちを持ち、誠実であることが重要だと思いました。それは情報を扱うライターの仕事に関わらず、全ての仕事に当てはまることで、私自身もその考えは忘れずにいたいと感じました。
また、ゲストハウスの話を聞いて考え方が大きく変わりました。今までは、ゲストハウスは外国人が泊まる場所で少し怖いイメージがありましたが、交流を楽しめる素敵な空間だとわかりました。お互いを知らないからこそ生まれる会話や話せる内容があると思うので、機会があればゲストハウスに泊まってみたいと思います。
最後に、前田さんが「挑戦したいことをまずは全力でやってみて、それを次に繋げていくべきだ」というようなことを仰っており、そのとおりだと感じ、やらない理由を考えずに、まずは行動に移せるようになりたいと思います。