国際交流

【国際交流】Cross-cultural Project 星稜中学生と海外経験交流会を開催

2021.11.19

10月27日(水)

人文学部の学生が、自身の職業経験や本学での留学経験を通して、世界の国々を訪れ、実際に見て感じてきたことを星稜中学生に伝えました。

中学生からの、「今まで行ってよかった国は?」という質問に対しては、「あえて言うのであればスペインとイタリア。この二つの国に行って、人生明るくしないともったいないと思った」との回答。「もっと学びたいという原動力は何?」という問いには、「いろんな人と接したりすると、もっと深く勉強したいと思った。外国では、何かになるために大学へ行くのではなく、一生涯勉強する文化がある」と答え、中学生には印象の残る言葉となったようです。

学生のコメント

人文学部国際文化学科 4年次 K・Mさん(石川県 金沢二水高等学校出身)
ツアーコンダクターであった経験を交え、多文化理解についてお話をしました。想像以上に反応が良かったことに驚きました。話しやすい雰囲気を作ってくれた生徒さんたちに感謝します。地球にはいろいろな国や人がいて、みんな同じではないから面白いのだと思います。他文化の良いところを吸収することも自分を高めるために役立ちます。これからの時代は国境を越えての人間関係の構築が当たり前になります。真の友達を作りたい場合には、言語の習得だけでなく互いの文化の理解が欠かせません。日本の常識だけを押し通すのは少し無理があります。その為にも、早いうちにホームステイなどの経験をすることをお勧めします。最初は緊張して話すことに躊躇するかもしれませんが、いつの間にか思い切って話しかけられるものです。勇気あるのみ。また、何か問題が発生して自己解決できない場合、信頼できる友達や先生やホストファミリーに相談してみましょう。きっと良いアドバイスをしてくれると思います。最も大切なことは「コミュニケーション」です。失敗を恐れないで世界のいろんな人たちとたくさんコミュニケーションをとってください。きっと視野が広がるはずです。星稜中学校ESS部の皆さんの今後の活躍を期待しています。

参加した中学生の感想

ツアーコンダクターをされていた時の話では、行ったことがある人にしか分からないその国ごとの魅力や特色を教えていただきました。世界には様々な国があってそれぞれ違った文化や生活があるんだということを改めて知ることができ、「世界のいろんな国に行っていろんな国の人と仲良くなりたい。もっとたくさんの国について知りたい」という思いが強くなりました。授業で習うだけでは知ることができなかった様々なことを知り、これまでただ漠然と捉えていた海外について、話を聞いていくうちに少しずつ自分にとって身近な存在に変化していくような感じがしました。それは、Kさんが自分の経験を宝物のように話されていて、『海外が好きだ』という思いが伝わってきたからかなと思いました。いつのまにか時間を忘れるほど話に聞き入っていて、本当に充実した時間を過ごすことができました。 今後、海外旅行に行くことがあったら、Kさんに案内してもらって、聞いている人が魅了される宝物のような思い出を作りたいと思いました。/中学3年生・男子

私は「ツアーコンダクターって、なんだろう?」からスタートしましたが、お話が終わる頃には、「海外に行って、その国の文化や人々と交流したい」と思えるようになりました。外国については、現地に行かないと分からないことが沢山あると思うので、Kさんのお話は、私にとって貴重なものになりました。Kさん自身も楽しそうにお話してくださったおかげで、私も興味を持ちながらお話を聞くことができました。外国に対して強い思いがあるKさんのお話は心に響きました。私も将来、さまざまな国を旅したいと思っています。そして、Kさんのように視野と心を広くしてその国でしか得られない知識を得て、将来の自分に繋げていきたいです。/中学3年生・女子

Kさんのお話を聞いて、語学の習得やそれぞれの国の文化についての理解が大切なのだと思いました。日本の文化と他の国の文化は違うので、お互いがそれを理解することで良い人間関係が築けるのだと思いました。そしてさらに相手を理解し、相手とコミュニケーションを円滑に行うには語学の習得が必要であるということを感じました。これからは語学の習得というだけだはなく、文化も学んでいくことでグローバル化していく社会の中でお互いに気持ちの良い人間関係を築けるように日々努力していきたいと思います。今回、Kさんの貴重な経験や考えを聞くことができて、自分にとってとてもよい経験になりました。これからもしっかり語学の習得に向けて学んでいこうと思います。/中学2年生・女子