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【人間科学部/西村ゼミナール】地域の「宝物」を見つけよう!いしかわ里山塾七尾班「大呑探検隊〜出会って、学んで、Super Onomi Party〜」

2021.12.10

七尾市の東湊小学校の6年生が南大呑の自然、生活、歴史、文化について学ぶとともに、地域の方々が地元について再発見、再認識することを目的として、今年度のいしかわ里山塾(七尾班)の活動が実施されました。

11月22日(月)には探検の準備として事前学習を実施。
11月25日(木)の探検当日は、6年生と学生がグループになり、南大呑の4つの町(大泊、東浜、山崎、花園)の『宝物』を地元の方々と交流しながら見つけてきました。各町内に深く根ざした自然、伝統、文化、生業に関するクイズや、もやい結び、獅子舞などの体験を交えたミニゲームを通して、大切な地域の宝物を持ち帰ることができました。
12月2日(木)は事後学習として、探検を通じた様々な出会いを振り返り、地域との結びつきの大切さをあらためて共有しました。

学生のコメント

人間科学部スポーツ学科 3年次 T・Yさん(福井県 北陸高等学校出身)
イベント準備を通して地域の人たちと関わっていく中で、その人数が徐々に増えていき、人と人との繋がりの輪がどんどん大きくなっていくのを感じていました。その輪が大きくなるにつれ、できることも増えていく反面、失敗した時のプレッシャーを感じることもありましたが、プロジェクトメンバー3人で協力して乗り越えることができました。
また、イベントの中で子ども達に大呑に関するクイズやミニゲームをしてもらうことで、楽しみながら大呑のことを知ってもらうことができたと思います。事後の学習で、大呑にどんなものがあったら良いかを子ども達に考えてもらったところ、大学生の僕達でも思い付かないような面白いアイデアが出てきて、その発想力に驚かされました。
このイベントは、私達だけでなく地域の人たちや小学校の先生方など沢山の人たちに支えられて実現できたものです。携わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

人間科学部スポーツ学科 3年次 M・Kさん(秋田県 秋田北高等学校出身)
子どもたちに地元の良さ、「宝」を見つけてもらうという子どもたちのためのプロジェクトだと思っていましたが、気がつけば、地元の方々、そして私たち大学生も「宝探し」に夢中になっていました。歴史や魚に関するクイズや、お祭りに関するミニゲーム、体験、伐木の見学など子どもたちの笑顔をたくさん見ることができた一日でした。
自分たちがゼロから企画して、実行するということのやりがい、難しさ、達成感を経験することができ、このプロジェクトメンバーだったからこそ成功することができたのではないかなと思います。6月から現地視察が始まり、11月まで何度も訪問して地元の方々との関係性を築くことで、自分たちだけでは繋がることのできない、本当に多くの方々と一緒になって、無事初めてのプロジェクトを成功させることができました。本当に、本当にありがとうございました。

人間科学部スポーツ学科 3年次 S・Rさん(富山県 福岡高等学校出身)
「地域の皆さんを巻き込む」という要望に応えられるよう様々な工夫を考え、何度も話し合いを行い、このプロジェクトを作り上げることができました。私たちプロジェクトメンバーは3人とも県外出身で、大呑地域のことをあまり知らない状態からのスタートだったので、この地域の『宝』を教えていただくことから始まりました。知らないからこそ、地元の人も気づかなかった『宝』に気づく目を持って、それらをしっかりと子どもたちに伝えたい、そのような思いがプロジェクトが進むにつれてとても大きくなりました。そして、地域の皆さんと交流をするなかで、皆さんの優しさや暖かさを身をもって感じ、それらも含めて丸ごと地域の魅力だと強く感じました。
また、東湊小学校の皆さんには、何年もこのプロジェクトに参加していただいており、『ぜひ来年も』というお言葉を頂くことができました。当日は、悪天候ではありましたが、子どもたちの笑顔を見ることができてホッとしました。そして、少しでも子ども達の記憶に残る探検になっていたらいいなと思いました。
私たちが思いっきり活動に打ち込めるよう、たくさんの方にサポートしていただきました。 ご協力いただいた皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。

■運営・協働団体
・世界農業遺産実行委員会(事務局:石川県里山振興室)
・大呑グリーンツーリズム推進協議会
・大呑地域農泊推進協議会
・七尾市立東湊小学校
・金沢星稜大学 地域連携センター
・金沢星稜大学 人間科学部スポーツ学科地域スポーツマネジメントゼミナール