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【経済学部/石川美ゼミナール】富山県南砺市にて「まんでうまいもん!!コタツで食べまっし!!金沢おでん×城端麦酒」を開催

2021.12.23

12月11日(土)

石川美澄ゼミナールの3年生13名は、「既成概念をぶっ壊せ!『好き』から始める場所づくり」というテーマの下、公共空間・公共施設の使われ方や規制等について学んでいます。その内の7名が、授業で提案した企画内容を発展させ、地域貢献活動の一環としてイベント「まんでうまいもん!!コタツで食べまっし!!金沢おでん×城端麦酒」を開催しました。

当日は最大受入可能人数24名様のところ、金沢市や富山県の砺波市・小矢部市・氷見市・入善町等から幅広い年齢層の方々(20名様)にご参加いただきました。
ご来場いただきました皆様、食品・飲料の仕入れならびに告知用ポスターの掲示にご協力いただきました金沢市・南砺市内の事業者の皆様、会場や企画内容等についてアドバイスとご支援をいただきました協働団体の皆様に、この場を借りて心からお礼申し上げます。
(文:担当教員 石川美澄 准教授)

学生のコメント

経済学部経営学科 3年次 O・Fさん(石川県 星稜高等学校出身)
今まで、○○がしたいと思っても部活の範囲内だったり身内だけだったりで、多くの人を巻き込んだ企画を実現したことはありませんでした。だからこそ、短い準備期間の中で多くの失敗や困難もありましたが、どんどん形になっていく過程に毎日ワクワクしていました。
今回のイベントの中で、印象に残っていることはアポ取りと集客活動です。アポ取りにおいても、本当に不安でいっぱいのスタートでした。私たちは、最初のころはミシュラン店とのイベントを考えており、そのアポ取りで考えの甘さや準備不足を痛感していました。それらを踏まえ、おでん屋さんのアポ取りでは事前準備をしてましたが、電話がなかなか繋がらないときもあり、本当にイベントができるのか不安でした。
そのような中で、協力してくださるお店を見つけたときの安心感と感謝の気持ちは忘れません。また、自分たちで電話をかけて、店舗に出向き、お話を聞いてもらったことはこのイベントでしかできない経験でもあり、これからの卒業研究等にも役立つと感じています。
次に、集客面についてはなかなか人が集まらず、どんな手段を使えば人が集まるのかが分かりませんでした。昨今では、Instagramでの広告が主流となってきているものの、それだけでは情報は広がらず、人は集まらないということを痛感しました。このことは参加者アンケートの結果をみても明らかでした。参加者のほとんどが「友人・知人から聞いた」と答えていて、南砺市内の施設等のご協力をいただき、ポスターも設置させていただいたのですが、その効果があまりなかったのは悔しい点でした。
イベント後にお客様が城端麦酒さんを訪れていたことを知り、「私が望んでいたことはこれだ!」と感じました。私は個人的な目標として、私たちのイベントを通して、金沢おでんや城端麦酒、南砺市を知ってもらい、地域の賑わい創出につながるお手伝いをしたいと考えていたので、少しでもその地域のモノやヒトを動かすことができたのなら嬉しいです。

経済学部経営学科 3年次 K・Cさん(石川県 金沢錦丘高等学校出身)
今回のイベントは、私にとって思い出深いものとなりました。食べることが好きなメンバーが集まり、金沢と南砺を繋ぐイベントを立ち上げたのですが、時間的にも2カ月前とかなり厳しく、困難にも多くぶつかりました。しかし、私は今振り返ってみると、この慌ただしく、いつも時間に追われながら準備をした2カ月間は貴重な経験で、とても濃い時間だったと感じています。
大学生になってから自分でなにか事を起こすということを経験してこなかったため、最初にイベント内容が決まった時はとてもわくわくしていました。やっと何かを起こすという気合いをもって臨みましたが、2カ月間でイベント開催の環境を整えることは、現実的にかなり厳しかったです。
協力していただくおでん屋を見つけることや、こたつをどう手配するか、参加者を何名集め、予算はどうするのかなど、多くのことがなかなか決まらず、本当に開催できるのだろうかと自信を無くすこともありました。
それでも結果的に開催することができたのは、メンバー全員が心を1つにしてイベントの実現を諦めなかったからだと感じています。全員が進んで行動し、自分の役割をこえてお互いに助け合うこともよくありました。そして、誰一人として怠けることや、諦めの言葉を発することはなかったと思います。
私は、このイベントが無事に成功した一つの要因はチームの結束力だと考えています。7人のメンバーの多くは石川ゼミに入ったことをきっかけに知り合ったので、知り合って数カ月のチームにもかかわらず、メンバー全員で支え合って行動できた有意義な瞬間だったと感じています。