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【星大職員に聞く】vol.1進路支援課

2022.09.06

なぜ「星稜は就職に強い」のか?そこにはしっかりとした理由があります。

「就職といえば星稜」と言われるほど、実績と評判の高い金沢星稜大学の就職支援。
主に民間企業への就職を支援する進路支援課 中川季里子係長にお話を聞きました。

星稜の就職支援の特徴を教えてください。

本学では、“短く濃い”就職活動をテーマにしています。集中して就職活動に向き合う期間は、基本的には3年の秋からの半年。まずは学生生活を充実させることを第一とし、失敗を含め多くの経験やチャレンジをして、結果としてそれを就職活動に繋げてほしいと考えるためです。ただ、「早めに進路について考えたい」「就職活動について準備しておきたい」といった学生も多く、1・2年次向けのプログラムも用意しています。MOONSHOT講座ほし☆たびがその一例です。MOONSHOT講座では、身だしなみや立ち居振る舞い、面接練習など就職活動のスタートラインに立つための基本をしっかり身につけます。
ほし☆たびは全国でも珍しい洋上合宿クルーズ。目的地に向かう船舶内で、グループディスカッションやプレゼンテーションを何度も繰り返し行い、今までの自分とこれからの自分について徹底的に考え抜きます。

人事が選ぶ就職ランキングで全国第一位に。その理由はなんでしょうか?

日経HRが実施した全国就職ランキングの小規模大学(入学定員1,500人以下)部門で、本学は見事全国第一位となりました。人事担当者からとりわけ「行動力」「対人力」が評価されています。面談等で学生からよく聞くのは「星稜に来たからには何かチャレンジしなきゃ」と思うような雰囲気があるということです。周りのそうした空気に感化され挑戦した結果、多くの学生がこれらの力を身につけているのではないでしょうか。「人前で話すのが苦手」「発言を遠慮してしまう」など、学生自身が課題意識を持っていると同時に、「社会で役に立ちたい」「チームに貢献したい」と思うゆえに、戦略的に学生生活を過ごしているようにも思います。

また、就職活動を終えた学生が様々な方法で後輩たちを支援しています。その一つが進路支援課に常駐して後輩に対応するアドバイザー制度。気軽に先輩に相談でき、かつリアルな声を聞くことができると評判です。そこでお世話になった先輩のように次は私も同じように後輩をサポートしたい。このような“後輩思い”がバトンを繋ぎ、良い連鎖が生まれています。企業の方から、「星稜の卒業生が活躍しているので今年も是非」と本学の学生を求める声を頂き、高校の先生方からも就職活動を終えた学生の成長ぶりに驚かれるなど、4年間で培うものの大きさを感じています。

学生からどのような相談が多いですか?

自己PRについてよく相談を受けます。自分本来の強みに気づいていない学生が多く、本人が「あたりまえ」と思っているところに良さが隠れている場合が多いです。一人で考えても見つけられない時は、他己分析や就職合宿、個別相談で人と一緒に考えるのがお勧めです。強みや大切にしている価値観に気づいた途端、その後の行動に変化が生まれます。職員として、そうした学生のポテンシャルに蓋をさせないよう心掛けるとともに、窓口では一人の社会人として接するようにしています。学内での失敗から気付きを得て、本番に臨んでほしいからです。建学の精神「誠実にして社会に役立つ人間の育成」のもと、企業の方が貴重な時間を割いてインターンシップや選考を行ってくださっているという点を心に留め、マナーや感謝の気持ちを徹底することも意識しています。

また、昨今の採用面接では“レジリエンス”を問われることが多くなっています。想定外のことが起こった時、壁にぶつかった時、挫折した時に、いかに立ち上がったか、どのように切り替えたか。そういったところを意識して過ごすと、就職活動で自信を持てます。他には、資格を取得するなど。エクステンション課などを利用し、専門以外の学びも主体的にしてみようという姿勢を持つ学生は、評価されているように感じます。

就職活動を控える皆さんにメッセージをお願いします。

皆さん一人ひとりの可能性は無限大です。自分自身を小さく見積もったり、「私なんて…」と考えないでほしいです。金沢星稜大学で過ごす4年間は気づきと成長の連続です。「やり切った」「ベストを尽くした」と言い切れるほど行動し考え尽くした先に、納得の進路が待っています。本学では学生が一人で悩みを抱えることが無いように、教職員も先輩達も気を配っています。自分の強みを生かした、理想の就職を実現できるよう、精一杯サポートしていきます。