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【星大職員に聞く】vol.3国際交流課

2022.09.21

豊富なプログラムと手厚い支援で、海外での学びをバックアップする星稜の国際交流。

変化の激しいグローバル社会を生き抜くため、本学では海外経験をきわめて重要なものと位置付けています。
留学・国際交流全般をサポートする国際交流課 木下拓馬主任にお話を聞きました。

コロナ禍によって海外留学や国際交流にどのような影響がありましたか?

約2年間は対面での交流や往来がほぼ停止となり、代わりにオンラインでの交流が急速に普及し、自宅から気軽に海外にアクセスできる環境になりました。現在は世界的にアフターコロナに移行しつつあり、2022年4月から長期留学、夏季からは短期留学も再開しています。外国人留学生も入国を再開しており、制限はありつつも平常運転に向かっている状況です。コロナ禍の海外渡航にまだ不安を感じる人もいるかもしれませんが、本学では全員が24時間対応の危機管理サービスと、新型コロナを含む様々なトラブルに対応する保険への加入が必須となっています。仮に陽性となった場合でも、滞在場所の確保やそれに伴う手続きのサポートなど、万全の体制を整えていますので過度な心配はいりません。

星稜の国際交流・留学支援のポイントを教えてください。

3つあります。まず1つ目は「プログラムの選択肢の多さ」です。本学の協定校は世界各地の20カ国・地域の58大学(2022年8月末時点)と非常に広大なネットワークがあり、短期の海外研修から長期の学部留学、一人で参加できる個人プログラムから10人以上の団体プログラムなど様々で、一人ひとりの学生の希望に沿った海外経験が可能です。正課の科目として開講される留学プログラムもあり、教員が引率することに加え、単位としても認められます。
2つ目は、「充実した助成金制度」です。全プログラムの参加者全員が助成の対象となり、金銭的支援を受けることができます。例えば、約1か月間の語学研修プログラムでは渡航前にTOEICを受検しそのスコアに応じて助成されるだけでなく、帰国後の伸び率によっても支給され、さらに一定のスコアを超えると奨励金も受け取ることができます。具体的には、経済学部2年次で渡航前に500点だった場合は15万円、帰国後に650点を取ればさらに15万円、それに加えて特別奨励金としてそれぞれ5千円と1万円が支給されます(2022年8月末日現在)。ぜひ他大学と比較してみてください。とても手厚いサポートと言えるのではないでしょうか。

3つ目は、「ニーズに対応した相談体制」です。既存のプログラムの提供だけでなく、個人留学や休学を伴う留学、海外渡航全般に関する相談を、留学経験や海外在住歴のある教職員が常時受け付けています。外国人留学生や留学経験のある学生もスタッフとして窓口に駐在しており、不安や疑問を解消するために皆さんにアドバイスをするなどしてサポートしています。

海外で学ぶ意義や、現地での経験はどうして大切なのでしょうか?

よく言われるのは、自分の世界を広げる、将来の選択肢を増やす等々ですが、経験してみてこそわかるものが多いと感じます。個人的には、初めて自転車に乗れたことや泳げるようになったことと近いのではないかと思います。新しい感覚、視野、認識、価値観などを肌で触れて実感し、目に見えるものだけではない様々な違いに直面する。そのことが人生の経験値を上げ、成長に繋がると考えています。

年間200人以上の学生が海外に飛び立つ本学では、実際に多くの学生が帰国後に様々な変化を遂げています。積極的になったり、明るくポジティブになったり、自分のやりたいことやその方向性を具体化したり…。留学を機に国際ボランティアに関心が湧き、帰国後は自ら発展途上国に出向いて、大学院に進学するといった学生もいました。私自身、4年間オーストラリアに留学し国際ビジネス学やマネジメントを学び、前職では英語を使って商談やプレゼンをするなど自分の新たな可能性を実現でき、人生のターニングポイントとなりました。

海外での学びに興味がある皆さんにメッセージをお願いします。

海外での生活は、勉強も遊びも日々の生活すべてが学びとなります。その時、その場所でしかできない経験があるので、ぜひ様々なことにチャレンジしてください。今まで知る機会がなかったこと、考えもしなかったこと、感じたことのなかったことなど、海外では数多くの「気づき」と「出会い」があります。不安なこともあると思いますが、教職員のサポートに加え、留学を経験した先輩学生や外国人留学生など、様々な人からのアドバイスも聞くことができます。So, just follow your heart and enjoy your life. Believe in yourself, and no one and nothing can stop you.