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【星大職員に聞く】vol.4教職支援センター
2022.10.20
「教員や保育士になりたい!」そんな学生の夢の実現を、計画的、継続的にサポート。
左:宮本さん、右:栗田さん
教職免許の取得や教員採用試験のサポートを行う教職支援センター 宮本翔悟主任、栗田昌延主事にお話を聞きました。
教職支援センターの役割と主な仕事の内容を教えてください。
栗田さん:私はCDPを展開しているエクステンション課と兼任しており、CDP教員コースでは在学生の「教員採用試験対策」を担当し、本センターでは主に卒業生のキャリア支援を行っています。UターンやIターンでの教員採用試験受験の相談なども受けており、オーダーメイドの形で対策案を作成したり、また在学生と卒業生のパイプ役も担っています。
他大学に負けない強みや、星稜だからこそできるバックアップは何ですか?
宮本さん:同じ学園内に幼稚園、中学校、高等学校があることによってそれぞれが連携できるのが強みだと思います。例えば、小学校・中学校・高等学校の教員を目指す学生が星稜中学校を訪問し、授業の見学や質疑の時間を設けていただきました。教育実習に参加する前の学生にとっては、実際の授業を先に見ることによってイメージを掴むことができ、「自分の教育実習に取り入れてみよう」といった思いに繋がったり、振り返りで学生同士が課題や情報を共有できるというメリットがありました。
栗田さん:様々な視点から教員をフォローアップできる環境が整っていることが他大学に勝る点ではないでしょうか。教員としてさらにキャリアアップしたい時、また「情報」科目や語学などの新たなスキルを取得したい時に相談できるプロが揃っているのも本学の強みです。CDPを実施しているエクステンション課では資格取得支援も行っており、その情報量、また実際の資格試験の勉強方法までコンサルティングできる専門スタッフが常駐しているため、その点で柔軟な対応が可能です。
栗田さん:さらにその中から教員採用試験を受験して合格した人数も北陸の大学では圧倒的な数を誇っています。2005年にCDPを開講してから合格率が格段にアップしたことにより、本学から輩出した教員のネットワークが加速度的に広がっているのも強みの一つだと思います。
教職支援センターが設置されたことでどんなメリットが生まれましたか?
宮本さん:やはり教職支援の幅が広がったことです。昨今、文部科学省の政策で小学校教育に教科担任制が導入され、小学校の先生でも特定の教科を担当することになり、小学校の免許にプラスして中学校の免許を取得する人が増えました。この対策として、本センターでは複数種の免許取得希望者には必要に応じて他大学の科目等履修(必要な単位数のみを取得すること)なども紹介しています。
また、残念ながら教員採用試験に不合格だった学生から相談があった場合は、協定校である上越教育大学大学院への進学も選択肢の一つとして伝え、希望する場合は学校推薦で進学することも可能です。
教員や保育士を目指す皆さんにメッセージをお願いします。
栗田さん:CDPでは教員になるための試験対策をバックアップし、教職支援センターでは教員になった後も継続的にサポートします。スキルアップや、ライフスタイルの変化に伴う他の都道府県への再就職など、様々なニーズに応える体制を整えていますので、存分に活用してください。