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文芸部が第1回ブックカフェを開催しました!

2022.11.09

10月28日(金)

文芸部が主催する第1回ブックカフェを開催しました。
ブックカフェは、お茶を飲みながらリラックスして読書の楽しさを語り合おうという企画です。感動した本や感銘を受けた本、考え方が変わった本をそれぞれの参加者が持ち寄り、楽しく語り合いました。他者との読みの交流を通して、自分と対話することができた有意義なブックカフェになりました。

第2回は、12月2日(金)に開催する予定です。次回は、小坂流加『余命10年』を事前に読み、感想などを共有したいと思っています。大学生でも短大生でも学年を問わず、どなたでも参加できます。詳細は学内に掲示するポスターなどでご確認ください。
皆様のご参加、お待ちしております!
(文:顧問 山田 範子 短大部准教授)

学生のコメント

【文芸部】経済学部経済学科 1年次 M・Aさん(石川県 宝達高等学校出身)
今回のイベントで、自分では挑戦したことのないジャンルの本も紹介されて、いろんなジャンルの本を読んでみようという意欲が出ました。それ以外にも、本に対する考え方や感じ方が違ったり、全然解釈が違ったりしていて、改めて人によって価値観が違うことを感じました。また、読むときの心理状態や自分の置かれている立場によっても、本に対する思いが大きく変化することがわかりました。

【文芸部】経済学部経済学科 1年次 T・Mさん(石川県 遊学館高等学校出身)
今回のイベントを経て私は本を読む際、主に二つの考え方があると感じました。一つは「自分と登場人物の言動を重ね合わせて読む」、もう一つは「第三者の目線に立ち、物語を読む」という考え方です。私はどちらかといえば後者の立場で本を読むことが多いのですが、「この言葉に気づかされた」「この場面が自分の人生を変えた」など、本の捉え方に対して新しい知見を得ることができました。
これからは私自身も、登場人物を比較して、また本を読んでいきたいと思います。そして、多くの本を読み、より自己啓発に努めていきたいです。

経済学部経済学科 3年次 I・Aさん(富山県 高岡第一高等学校出身)
言葉が詰まっても、考えがまとまらず沈黙が生まれても、表情一つ変えず待っていてくれる空間がそこにはありました。おかげで、失敗してもいいから少しこの空間に任せてみようかなという気持ちが生まれ、今回持ち寄った本のなかで影響を受けた部分や言葉、ひいてはその本と出合った背景まで、長々と語っている自分がいました。
他者の見方に共感したり、あるいはぶつかり合う葛藤などを経験することを通して、私たちはまた新しい読み方にたどり着くことができ、そこで得られたものを、今後の生活に活かしていくのだと、今回の交流を通じて感じました。一冊の本を読むという体験は、誰にとっても同じものではありません。だからこそ、遅読、そして他者との交流を含むこの一連の流れこそが読書のあるべき姿ではないかと、私自身で考える良いきっかけになりました。