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【経済学部/観光実務演習】ホスピタリティ業界でのインターンシップ

2023.10.02

経済学部の専門教育科目「観光実務演習」は、将来、ホスピタリティ・観光業界での活躍を考えている学生が、座学に加えて一定期間の実務体験(インターンシップ)を経験できる授業です。
今年度は、山中温泉(加賀市)の「お花見久兵衛」様と「花紫」様の2施設にご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
(担当:石川 美澄 准教授)

お花見久兵衛でのインターンシップ

参加学生は、フロントでのチェックイン・チェックアウト対応やウェルカムドリンクの提供、個室で夕食提供、備品の補充等の一般的な旅館業務のほか、他大学からのインターンシップ生との交流等も経験しました。また、代表取締役の吉本様からは、宿泊業や旅館業の特徴や可能性、様々な年齢・国籍の人びとと働くことの価値等についてもお話いただきました。【体験期間5~7日間】

学生のコメント

経済学部経営学科 3年次 N・Yさん (石川県 金沢伏見高等学校出身)
私は自分がどんな仕事に就きたいか、自分が本当にやりがいを持って頑張れる仕事は何かを探していました。その中でも昔から興味のあった旅館業の仕事をしてみたいと思い、この体験を通してたくさんの人と関わる中で、自分の弱みや強みをはっきりと知ることができると考え、参加しました。
インターンシップでは、とても人見知りになってしまって、「お客様から話しかけられたら答える」だけになってしまいました。他の実習生は自分から進んで話しかけているのを見て、お客様とコミュニケーションをとることから得られる情報などがあると感じ、楽しく話しかけることで、お客様も楽しく宿に泊まることができるのではないかと思いました。
「お客様とコミュニケーションをとること」に加えて、今回のインターンシップでは「積極的に挑戦してみること」、「常に周りを見て状況を判断すること」も大切であると学びました。

花紫でのインターンシップ

参加学生は、館内見学後にPR・コーディネーターの山田様から企業として目指す姿や北陸新幹線開通以降の経営戦略や人材育成の方針等に関するお話をうかがいました。また、客室の最終チェックや朝食・夕食の準備補助、社内ミーティングへの参加、他大学のインターンシップ生の活動報告会の聴講等を経験しました。【体験期間5日間】

学生のコメント

経済学部経営学科 3年次 S・Mさん (石川県 野々市明倫高等学校出身)
私は将来、観光業界に進みたいと考えており、中でも旅館やホテルなどの宿泊関係の仕事に就きたいと思っています。そのため、今回のインターンシップを通して、お客様の立場からでは見ることのできない、仕事内容やお客様への気遣い、仕事をする上での大変さ、接客する上で重要視していることなどを体験を通して実際に知りたいと思い参加しました。
普段、旅館に訪れる際はお客様としておもてなしを受けているため、ウェルカムティーや送迎時間の変更、難しい要望に対する柔軟な対応など目に見えるおもてなししか知りませんでした。しかし、今回のインターンシップを通して、おもてなしにはお客様の目から見えるおもてなしと、お客様の目からは見えないおもてなしがあることを学びました。特に後者のおもてなしが非常に重要であり、このお客様の目に見えない従業員の方々の気配り・目配り・心配りが花紫さんの魅力であり、お客様に最高のサービスを提供でき、満足していただける最大の理由ではないかと思いました。