地域連携

【地域連携】「森本商店街SDGs観光モデルコース」の提案

2023.10.13

新ゼミナールでは、森本商店街振興会と金沢星稜大学地域連携センターとで2021年に取り交わした「覚書」に基づいて、森本商店街をSDGs商店街としてブランディングする取組みを継続的に行っています。今年度は、森本商店街を「SDGsの学べる商店街」としてアピールし、森本地域の持続可能な発展に寄与するため、「森本商店街SDGs観光モデルコース」を提案しました。7月から各店舗を訪問して打ち合わせや調査を行い、8月10日に商店街振興会の皆さんにSDGs観光モデルコースの内容をプレゼンテーションし、好評をいただきました。この場には昨年度行った「がんばろう森本商店街SDGsクイズラリー」に協力していただいた石川テレビの方が同席されており、9月19日に石川テレビの朝のテレビ番組「リフレッシュ」の「なんでも知りたい!調べ隊!」というコーナーで私たちが考案したSDGs観光モデルコースの4つの店を4人の学生がそれぞれ紹介するという番組を放映していただけることになり、9月11日にロケを行いました。今後は、さらなるモデルコースを考案し、旅行会社に提案していこうと思っています。

学生のコメント

経済学部経済学科 2年次 S・Tさん(富山県 雄山高等学校出身)
私は、森本商店街にある金沢おぐら座様を紹介しました。金沢おぐら座様では、月替わりで色々な大衆演劇の劇団を招へいし、連日上演しています。おぐら座様では、老若男女問わず活躍できる大衆演劇をみんなで味わい、共に泣き、共に笑い合える場として提供することで、住民の皆様の健康的な生活に貢献されています。また、大衆演劇を通じて、男女問わず輝ける場の提供や、容器の再利用などを通じて、ごみの削減に貢献されています。収録では金沢おぐら座名物のたこ焼きを食べながら、実際の演劇を見学させていただきました!みなさん是非魅力たっぷりの金沢おぐら座様を訪れてみてください!
経済学部経済学科 3年次 T・Yさん(富山県 伏木高等学校出身)
私は、森本商店街にある松井製菓舗様を紹介しました。創業83年の老舗和菓子店である、松井製菓舗様は、その日の朝に手作りした和菓子をその日のうちに売り切り、フードロス削減に貢献されています。早朝から仕込まれた和菓子は味と価格が醍醐味であり、開店と同時に訪れるお客さんもいるなど人気を誇っています。中でも季節の人気商品はみたらし団子で、実際に私もいただきましたが、餅の生地がとてもしっかりしていて、味も甘くて上品な味わいでした。テレビの収録は、人生で初めての経験でしたが、心強い森本商店街班の仲間がいてくれたおかげで無事成功を収めることができました。
経済学部経済学科 3年次 N・Sさん(石川県 野々市明倫高等学校出身)
私は、森本商店街にあるあずま園様を紹介しました。あずま園様は、「淹れ方、飲み方といった形にこだわらず、自分流のお茶のスタイルで、おいしいお茶を見つけて欲しい。」ということを掲げているお茶専門店です。あずま園様は、様々な面でSDGsに貢献しています。 マイボトル、ポットの販売を行い、プラスチック容器の削減に貢献や、茶殻を肥料として使用することで、循環型社会にも考慮しながらお茶を提供しています。人気商品である「加賀の紅茶」「加賀棒茶ソフトクリーム」の販売で地産地消にも取り組んでいます。私は、人生で初めてのテレビ収録、出演だったので今までの大学生活の中で一番緊張しましたが、無事成功させることができ、とてもいい経験になりました。
経済学部経済学科 3年次 H・Yさん(富山県 富山東高等学校出身)
私は、以前から商店街の活性化に興味があったため、SDGsと商店街活性化を結びつけた今回の取組が面白いと感じ、参加させていただきました。私が担当した深谷温泉石屋様は、創業230年の長い歴史を持ち、能舞台があることで知られています。石屋様は、歴史文化の継承それ自体が持続可能なまちづくりという点でSDGsに繋がっているということに気づき、地域において非常に大きな役割を担っていると感じました。料理では、加賀野菜や地元の魚を使うなど地産地消にもこだわりを持っておられ、国内だけでなく海外からも多くの客が訪れます。この活動を通して、森本商店街には、商品やサービスにこだわりを持っておられる店が多く、専門店ならではの魅力を感じました。ぜひ熱意ある気さくな店主さんたちに会いに行ってみてください。
9月19日「リフレッシュ」内で放送された映像はYouTube(石川テレビ公式チャンネル)にて公開されていますので、ぜひご覧ください!


 また、石川テレビ公式ホームページにも私たちの活動が掲載されています。
www.ishikawa-tv.com/refresh/70978/