地域連携

【地域連携】第60回機械工業見本市MEX金沢2024に参加しました

2024.06.24

5/17(金)~18(土)

新ゼミナール 3年次(担当:新 広昭 経済学部教授)、野林ゼミナール 3年次(担当:野林 晴彦 経済学部教授)、中尾ゼミナール 2年次(担当:中尾 公一 経済学部教授)、神﨑ゼミナール 2年次(担当:神﨑 淳子  経済学部准教授)、鈴木ゼミナール3年次(担当:鈴木 理彦 准教授)が、石川県産業展示館で行われた第60回機械工業見本市MEX金沢2024に参加しました。

MEX金沢は、ものづくり企業の振興発展を目的に(一社)石川県鉄工機電協会が主催して毎年開催しているもので、石川県をはじめ全国から200社を超える企業が出展しています。特に本年度は、本学と石川県とで2023年12月に締結した「学生の県内定着促進に関する協定」に基づいた事業としても位置付けています。
参加学生は各ゼミナールの活動テーマに沿ったヒアリング調査などに取り組む一方、参加企業の3社以上を訪問し、会社説明を受けた場合に記念品が頂けるという「学生特別企画」にも参加し、地元のものづくり企業への理解を大いに深めました。

学生のコメント

【新ゼミナール】経済学部経営学科 2年次 H・Yさん(富山県 入善高等学校出身)
先日、ゼミで「MEX金沢2024」に参加しました。そこで各企業のSDGsへの取り組みについて調査しましたが、予想以上にSDGsに対する意識が高いことに感銘を受けました。参加企業の多くが、環境問題や社会貢献に積極的に取り組んでおり、自社の製品やサービスがSDGsにどのように貢献するかを明確に説明していました。特に印象的だったのは、製造過程の改善を通じて二酸化炭素の排出量を削減したり、地域社会との連携を強化して地域経済の活性化を目指す企業の事例です。
今回の調査を通じて、各企業の社会的責任に対する高い意識を認識するとともに自分自身も、今後の研究やキャリアにおいてSDGsを意識して取り組むことの重要性を強く感じました。

【野林ゼミナール】経済学部経営学科 3年次 A・Tさん(石川県 野々市明倫高等学校出身)
参加する前までは「機械工業見本市」という名前だったので、理系のイメージが強く、文系の私にはあまり向いていない業種が多いのかなと思っていました。しかし、実際に参加してみたら、工業系の業種であっても、文系の人たちが“事務や人事、営業など”で会社を支えているということを知りました。今までは、将来の就職先としてあまり考えていなかった業種でしたが、選択肢として検討していきたいと思いました。
私はある企業で聞いた「私たちは大きな企業ではないけれど、他の企業を支える縁の下の力持ちとして頑張っている」という話が印象に残っています。私は今回5社のブースでお話を聞いて、それぞれの企業の特色を知ることができ、とても貴重な機会だったと感じました。
【中尾ゼミナール】経済学部経営学科 3年次 Y・Kさん(富山県 小杉高等学校出身)
私達のゼミナールでは「物流企業が災害時に果たす役割」というテーマのもと、活動しています。今回のMEX金沢2024では、元旦に発生した令和6年能登半島地震の影響や今後の災害に備えた対策、そして企業がそれぞれ果たしている役割などを伺いました。
私が伺った企業では、従業員が負傷する、家を無くすなどといった被害があり、すぐに体制を整えていたり、製品をお客様に届けることができなかったため、企画中、製作中だったものなどのお客様、依頼者の方には直ぐに今後の業務へ支障が出る可能性があるとの早急な処置・連絡をして対処されていました。
今回の調査で得られた情報・知識を今後のゼミ活動で活用し、今後は物流業界のより良い災害対策の探求活動をしていこうと思います。

【神崎ゼミナール】経済学部経営学科 2年次 M・Hさん(石川県 松任高等学校出身)
企業の方から直接話をうかがうことで、実際企業ではどうなっているのかというところを知ることができたことや、工業・製造業=理系というわけではないことを知りました。また、説明頂いた方の話から企業の方は自分たちの製品や仕事に「誇り」や「やりがい」を感じていることも分かりました。

【神崎ゼミナール】経済学部経営学科 2年次 K・Nさん(富山県 入善高等学校出身)
いろんな企業が作っている機械などを実際に見ることができてとても面白かったです。魅力のある人材とはどんな人かということを企業の方に質問し、チャレンジ精神や問題解決能力が必要だとわかりました。これらはどの仕事をするのにも大切になってくることだと思うので大学生の間に身につけられるようにしたいです。

【鈴木ゼミナール】経済学部経済学科 3年次 H・Nさん(富山県 高岡第一高等学校出身)
鈴木ゼミナールでは「過去・現在・未来の日本経済を考える」ということをテーマに活動しています。MEX金沢2024では「学生特別企画—いしかわUIターン促進モノづくり発信事業—」に参加しつつ、地域で活躍する企業から見た日本経済・地域経済の現在や、企業と地域との実際のつながりなどについても、ヒアリングをさせていただきました。最も印象的だったのは、「地域との具体的なつながりがあれば教えてください」という質問をしたところ、スマート農業分野で地域との密接な関係を築いていることをうかがった時でした。農業は日本経済や北陸経済を支える大切な産業であり、またそれを機械工業の最先端技術がサポートしていることをあらためて認識し、大きな感銘を受けました。