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大谷芳滋様寄贈絵画「記憶の中に」お披露目の会が開催されました
2024.07.30
7/25(木)
絵画「記憶の中に」(第8回日展入選作品)を寄贈してくださった大谷 芳滋様の絵画お披露目の会が催されました。大久保 英哲学長の挨拶の後、大谷様より作品に込められたメッセージなどについてご説明いただきました。
大谷 芳滋様のコメント
この度、作品披露式を挙行して下さり、また、ご招待いただき誠にありがとうございました。とても細やかな段取りと、心のこもった立派な式に大変感動致しました。
また、作品を大事に扱って設置して頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。貴学に関係する全ての方々に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
また、作品を大事に扱って設置して頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。貴学に関係する全ての方々に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
大久保学長のコメント
大谷 芳滋先生は1950年、群馬県生まれ。これまで「日展」「一水会」展など、数々の賞を獲得されておられる著名な画家でいらっしゃいます。私は50年前に同じ職場で働いたことのある古い友人です。今回寄贈いただいたのは「記憶の中に」と題する作品で2021年「日展入選作品」です。
向かって右側にはかつて躍動したであろう古いミシンや電燈、ランプが静かに置かれ、それらを称え慰労するかのように赤い華やかな布が敷かれています。一方向かって左上方からは明るい光が差し込み、伸びずにはいられない葦(あし)が花瓶のなかで若々しい緑で少し窮屈そうに表現されています。様々なリンゴやニンニクはそれらの糧となるのでしょう。それらはまだ展開されていない折りたたまれた明るい布の上に置かれています。そしてそれらの下層には時の流れを示すかのように無地の茶色いテーブルクロスが見えます。
時代の流れとともに学問や文化そして人間も新旧が移り変わり、やがて記憶の中にとどめられる。そのように繰り返される存在への温かい眼差し。この「記憶の中に」は、大学という学問の府にまことに相応しい作品であろうと感激しながら、あらためて感謝を申し上げる次第です。
寄贈いただいた絵画による芸術の力によって、学生や教職員が活気ある学びと創造性あふれる教育研究が行えればと願います。ありがとうございました。
向かって右側にはかつて躍動したであろう古いミシンや電燈、ランプが静かに置かれ、それらを称え慰労するかのように赤い華やかな布が敷かれています。一方向かって左上方からは明るい光が差し込み、伸びずにはいられない葦(あし)が花瓶のなかで若々しい緑で少し窮屈そうに表現されています。様々なリンゴやニンニクはそれらの糧となるのでしょう。それらはまだ展開されていない折りたたまれた明るい布の上に置かれています。そしてそれらの下層には時の流れを示すかのように無地の茶色いテーブルクロスが見えます。
時代の流れとともに学問や文化そして人間も新旧が移り変わり、やがて記憶の中にとどめられる。そのように繰り返される存在への温かい眼差し。この「記憶の中に」は、大学という学問の府にまことに相応しい作品であろうと感激しながら、あらためて感謝を申し上げる次第です。
寄贈いただいた絵画による芸術の力によって、学生や教職員が活気ある学びと創造性あふれる教育研究が行えればと願います。ありがとうございました。