地域連携

【地域連携/張ゼミナール】市役所にて環境・ホタル保全について報告しました

2024.10.04

張ゼミは半年間にわたり、金沢市環境政策課の委託を受け、「学生連携自然環境保全活動」を実施してきました。この事業の目的は、自然保護に取り組む市民団体と学生を結びつけ、学生が自然環境事業を体験することで、若い世代の自然環境保全に取り組む人材を育成することです。また、学生の感性を生かした提案を取り入れ、より魅力的な事業展開を目指しています。

この半年間の活動は以下の通りです。


①ホタルについての説明会受講

5月28日、金沢星稜大学にて石川ホタルの会の会長新村氏に、市内で観察できるホタルの生態や生息環境について説明を受け、市主催のホタルイベントへ向け基礎知識を習得しました。

②市主催のホテルイベントの体験

6月15日には白鳥路にて「ホタル観賞の夕べ」、6月29日には湯涌ホタルの里にて「湯涌ホタルNight」の2つのイベントに参加しました。これにより、ホタルを保全する市民団体の活動に触れ、身近な自然の大切さを学びながら、環境保全について理解を深め、市民団体との交流を図ることができました。

③報告会議への出席

9月26日、市役所にて活動を通じて集約した提案をプレゼンテーション形式で発表し、市への提案を行いました。同席された金沢市環境政策課の方から高評価をいただき、次年度もぜひ力を貸してほしいとの激励の言葉をいただきました。

学生のコメント

経済学部経済学科 3年次 N・Sさん(富山県 富山西高等学校出身)
私たちは市役所からの依頼を受け、6月に白鳥路と湯涌の計2回に渡ってホタルの観測を行いました。事前学習では、「金沢ホタルの会」の新村さんにお越しいただき、ホタルの生態や背景、現状についてのお話をしていただきました。この活動を通し、金沢のホタルを守っていくために私たちができることや、ホタル保護活動に対する課題・解決策等を探りました。それらについて議論を重ね資料を作成し、9月26日に市役所での発表を行いました。今回の活動を通じて、自分自身このような活動が行われていることを知らなかったのでホタルについて知る良い機会になりました。また、ホタルに対する若者の興味や関心がより一層高まってほしいと感じました。
経済学部経済学科 3年次 T・Rさん(富山県 氷見高等学校出身)
ホタルをどのように守っていくかを考えるために白鳥路と湯涌温泉で行われたイベントに参加し、ホタルを実際に見てきました。 そこではホタルにしか出せない魅力的な風景を見ることができました。ホタルに詳しい人から特徴などをお聞きしましたが、減少傾向にあり、どのような活動をしているかを知りました。ホタルを守っていくための提案の報告を金沢工業大学と市役所でしました。金沢工業大学の提案は、自分たちとは全く違う視点からのものだったのでさまざまな視点から考えていくことの大切さを知りました。自分たちの提案したことが生かされていくと良いなと思いました。この活動を通して、普段あまり関わりのないことについて触れることができ、環境について改めて考える良い機会になったのではないかと思いました。