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【こども学科】保育実習Ⅰ(保育所)と保育実習Ⅱについて報告会を開催しました

2024.10.29

人間科学部こども学科3年次28名が、保育所や認定こども園などで有意義な実習を行いました。
暑い季節ならではの水遊びや、夏野菜のクッキング保育や、リズム遊びなど、多くの遊びを学習しました。現場の子どもたち、先生方ありがとうございました。
このほど開催された報告会では、実習生が保育指導計画案を書いて実施した、室内でのパペット遊びや絵本、スケッチブックシアターをした場面を紹介しました。
学生たちは、貴重な経験を生かして、保育者への学習にさらに意欲を高めています。
(文:保育実習Ⅰ(保育所)・保育実習Ⅱ 事前事後指導担当教員 三好伸子・連桃季恵)

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 A・Oさん(石川県 星稜高等学校出身)
今回の実習では、実際にこどもの姿を見て気づいた発見、現場の保育者の関わりなど学びがたくさんありました。はじめて1歳児と長い時間関わらせていただくなかで、子どもの興味関心を探ることができました。主に絵本や紙芝居、スケッチブックシアターなどの視覚的に楽しめる素材や、手先を使った感触遊び、音楽に合わせたリズム遊びを好んでいました。
部分実習では自作の教材を使って、こどもの表情やしぐさなどの反応を見ながら応答的な対応が実践できたのではないかと思います。

人間科学部こども学科 3年次 K・Yさん(石川県 金沢高等学校出身)
1歳児クラスの部分実習で手形アートに挑戦しました。綺麗な「手のひら水族館」を完成させることよりも、子どもたちが絵の具と向き合い夢中なっている姿を大切にして活動に取り組みました。両手を使って絵の具を引き伸ばしたりスタンプを使って絵の具を楽しんだり、そばでじっと見つめて観察したり、活動の楽しみ方は1人ひとり異なっていて、どの子も本当に真剣そうな表情をしていたのが印象的でした。
実習を通して、子どもたちの感受性の豊かさに毎日驚かされたし、子どもたちの持つ力を信じて関わることで保育はどんどん広がっていくことを学ぶ事が出来ました。
人間科学部こども学科 3年次 R・Fさん(石川県 金沢錦丘高等学校出身)
保育実習IIでは、「くいしんぼうゴリラ」のカードシアター、加賀野菜の探偵クイズ(3つのヒントを元に考えるクイズ)を行いました。ゴリラからスイカの種や涙を出せるようにしたことで、子どもたちが「もう1回!」「すごーい!」と言い、嬉しそうにしている姿が見られました。
また、加賀野菜のクイズでは芋掘りなどの行事と関連させて対話することで、子どもが見通しをもって生活できました。授業で学んだことを活かすことができ、とても充実した保育実習になりました。

人間科学部こども学科 3年次 A・Nさん(新潟県 新井高等学校出身)
私は5歳児クラスの部分実習で「いもむし列車の物入れ・虫かごを作る」製作活動を行いました。子どもたちが主体的に活動を行えるように色違い・素材違いの見本を提示しました。その結果、写真のように形、色、模様、素材等が子どもたち一人ひとり異なり、子どもたちが自由に個性を表現することができました。子どもたちの想像力・発想力には驚かされました。
製作時は友達同士意見を出し合い、試行錯誤して、友達の良さを真似する子どももいました。集団で製作する良さを実感しました。