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【こども学科/井上ゼミナール】金沢市の小学校でワークショップ「(社会科)お米博士になろう!」の授業実践を行いました

2024.12.04

11/22(金)

井上ゼミナールでは、金沢市内の小学校で社会科のワークショップ授業を行いました。
元気いっぱいに学んでいる5年生の子どもたちと一緒に、社会科:「お米博士になろう!」というテーマでの探究学習を行いました。

日本の「お米づくり」は温暖湿潤な気候にあわせて、コシヒカリをはじめとするジャポニカ米が栽培されていますが、世界をみてみますと東アジアだけでなくタイやインドのような南アジアでインディカ米と呼ばれる細長い品種のお米が一般的です。また、イタリアやスペインでは「パエリア」のような煮込んで作られる料理に適したカルナローリと呼ばれるお米も有名です。
そうして、各地の気候風土や食文化に合ういろいろな品種のお米があることを観察や食体験を通して学んでもらおうとするのが今回のワークショップの目的です。
映像教材やクイズも活用して、児童たちの興味津々な笑顔をみることができました。
(文:担当教員 井上好人)

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 M・Yさん(石川県 金沢錦丘高等学校出身)
今回のワークショップでは、子どもたちが興味を持ってワクワクしながら楽しく学ぶ姿が見れてとても嬉しかったです。また、ただ楽しむだけでなく、子ども同士で意見を交換し合ったり、既習内容と繋げて予想したりと深い学びに繋げることができていました。そして、導入や活動を工夫して子どもが興味を持つ授業にすることで、子どもたちの学習意欲も上がることを改めて実感しました。
今回の活動で学んだことを、今後に繋げられるようにしっかりと振り返り、これからも子どもたちと共に成長していきたいです。

人間科学部こども学科 3年次 T・Yさん(石川県 小松大谷高等学校出身)
授業を通して、子どもたちが楽しそうに学んでくれている姿を見ることができ、やりがいを感じることができました。
最初は、うまくいくかどうか不安に感じていましたが、いざワークショップが始まってみると子どもたちの大きなリアクションにのせられて不安はなくなり、楽しく授業を行うことができました。
ゼミのみんなでワークショップの準備を行うことで、教材についての理解が深まり、教材の面白さに触れることができました。また、チームティーチングの形態をとることで授業の可能性や選択肢が広がることが感じられました。
今回の活動を通して学んだことをこれからの学びに活かしていきたいです。

人間科学部こども学科 3年次 W・Yさん(富山県 南砺福野高等学校出身)
ワークショップ型の授業を行うことで、体験的な授業のよさと大変さを学ぶことができました。体験活動は児童が意欲的に取り組むことができ、内容が記憶に残りやすくなります。実際に児童全員が真剣に観察したり、推測したりする思考の過程がみられました。
振り返ってみると、この授業を実施するにあたりゼミナール7人の力を合わせて準備を行うのは大変で、授業もスムーズに進行できず苦労しました。それでも児童が楽しそうに学ぶ姿を見て、もっと体験活動を活かした授業が行えるようになりたいと思いました。
これからもゼミナールでのワークショップを通して、仲間と協働する力と体験活動をスムーズに実行できる力を身につけていきたいと思います。