地域連携

【地域連携/ボランティア】珠洲市内の小学校でプログラミングの出前授業を行いました

2024.12.24

11/18(月)、19(火)

本学では、「星稜ボランティア支援事業」として、学生による、能登半島地震の復興ボランティア活動を後押ししています。

その事業の1つとして今回は、人間科学部こども学科の学生(清水フィールド基礎2年次+珠洲出身者)が、11月18日に珠洲市立蛸島小学校、みさき小学校、19日には上戸小学校を訪問し、プログラミングの出前教室を行いました。EV3(レゴで作られた車)、ドローンなどをスクラッチという言語でプログラミングしたり、VRゴーグルで仮想現実の世界の体験や、iPadでARの世界を体験してもらいました。子どもたちも学生と触れ合って、テクノロジーを通しての交流を楽しんでいました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 Y・Tさん(石川県 金沢錦丘高等学校出身)
今回のボランティア活動は貴重な経験になりました。テレビなどで様子は知っていましたが、まだまだ復興は進んでおらず被害の大きさを実感しました。また、崩れた家屋と隣り合わせで生活している住民の方々もいて何か力になりたいと思う一方で何も出来ない自分の無力さを感じました。
その中で私たちは蛸島小学校に訪問し、プログラミング教育の出前授業を行いました。最初はどんな様子かなと探り探りで始めましたが、子どもたちが元気いっぱい活動に取り組んでくれて、私が用意したゴール後も「もっとやりたい!」と言ってくれたのが印象に残っています。また、各学年の人数が数ない分、強い団結力、絆を感じました。どんな状況にあろうとも、元気いっぱいの子どもの姿から逆にパワーをもらいました。
私が元気を届けられるよう、これからもボランティアに取り組みたいです。

人間科学部こども学科 2年次 N・Mさん(石川県 野々市明倫高等学校出身)
今回、珠洲市でボランティアを行いました。ニュースなどで被災地の状況を聞いて大変な思いをされていると知ってはいました。しかし、上戸小学校にお邪魔してすぐに「こんにちは!」という元気な声が聞こえてきて、またすごく楽しみにしてくれているのが表情からわかりました。言葉足らずかもしれませんが、被災地でも子どもが元気でいることがとても良いと思います!
私が主に担当したのは「VR」というもので、最初からよくわからないという子や、詳しい子もいてみんな興味深々で体験してもらいました。子どもたちみんながとても楽しんでおり、その笑顔からたくさんの元気をもらえました。ボランティア活動の醍醐味を味わった気分でした!改めて、上戸小学校のみなさん、ありがとうございます!

人間科学部こども学科 2年次 T・Uさん(新潟県 新潟第一高等学校出身)
私は、今回珠洲市立みさき小学校へ行って、ボランティア活動をしてきました。震災による被害とは裏腹に、児童の顔は笑顔で満ちており、活動にも非常に意欲的に参加してくださっていました。
私は主に、ドローンとARについての出前授業を担当していましたが、どの児童も初めて触るICT機器や、学生の話に耳を傾けてくれ、体を精一杯に動かして活動に参加している児童が輝いて見えました。ドローンの活動では、プログラミングを行なったが、目的地までの距離を測るために寝転がり、自らの身長を活用している児童がおり、大人にはない柔軟な発想に驚かされました。
今回の活動で私は、児童から笑顔と元気をもらいました。これからの活動や学習も、児童からもらった笑顔と元気を励みにして取り組みたいと思います。