地域連携
【いしかわ共創インターンシップ/佐藤ゼミナール③】白山市役所を訪問し、専門員からジオパークと地域の取り組みについて学びました
2026.01.08
12/22(月)
佐藤ゼミナールの佐藤将講師とゼミ生が、「いしかわ共創インターンシップ」で取り組む調査活動の一環として、白山市役所を訪問しました。
「いしかわ共創インターンシップ」は、現役学生が地元企業の抱える課題を共有し、その解決に向けた調査と討議を重ね、最善策を提案するまでを経験し、経営的な視点を育む「課題解決型」のインターンシップです。佐藤ゼミナールは石川県白山市を拠点とする『農事組合法人 北辰農産』のパートナーを務め、これまでも企業訪問や本学での学習発表を通じ、同法人代表理事の舘喜洋さんとの交流を深めています。
今回の白山市役所への訪問は、12/8(月)に本学講義室にて実施した「地域の強みを理解する」という「背景」をテーマとしたゼミ生の発表を見届け感想を述べた舘代表が、専門家からのレクチャーを推奨し、実施が決定しました。
今回の白山市役所への訪問は、12/8(月)に本学講義室にて実施した「地域の強みを理解する」という「背景」をテーマとしたゼミ生の発表を見届け感想を述べた舘代表が、専門家からのレクチャーを推奨し、実施が決定しました。
白山市役所本庁舎
佐藤ゼミナールが現地で舘代表と合流し、訪れた先は「ジオパーク・エコパーク推進課」です。舘代表が佐藤ゼミナールに対し、企業課題として提示するのは、自社を含む地域周辺の農業の活性化で、白山市の農産物(有機農産物)の魅力を的確に伝えることで、そのためにはまず「白山手取川ジオパーク」や「ジオ教育」、「オーガニックビレッジ宣言」について、世間に周知する必要があると考えています。
市が発行するジオパークパンフレット
前回、ゼミ生が一般的に公開されている情報を集め、まとめた資料を称賛した上で、「白山市の有機農産物を広める」というゴール地点をより明確にするために、白山市の取り組みが「ジオパーク」の趣旨や目的に合致しているかをより掘り下げる必要があると感じた舘代表の思いが、今回の訪問に至った経緯です。なお、「いしかわ共創インターンシップ」に参加するゼミ生は6名の選抜メンバーですが、貴重な学びの機会であることから、佐藤ゼミに所属するゼミ生のうち20名が参加しました。
「ジオパーク」について解説する日比野さん
この日は、本庁舎内の一室にて、市(観光文化スポーツ部ジオパーク・エコパーク推進課)の職員であり、市役所内に事務局を置く「白山手取川ジオパーク推進協議会」の専門員(地質)を務めている日比野剛さんによるスライド形式の説明と、その内容に対しての質疑応答が行われました。
「ジオパーク」そのものの概要や目的、そして2023年に世界(ユネスコ)認定された「白山手取川」エリアの自然や地質など、持続可能な地域づくりに不可欠な資産の特徴、特色について、配布した資料の内容に添い、詳細を説明いただきました。
「ジオパーク」そのものの概要や目的、そして2023年に世界(ユネスコ)認定された「白山手取川」エリアの自然や地質など、持続可能な地域づくりに不可欠な資産の特徴、特色について、配布した資料の内容に添い、詳細を説明いただきました。

「白山手取川」エリアは世界でもトップクラスの急流河川から広がる扇状地で、「低緯度多雪地」という気象も伴う特殊な自然環境が特徴であることから、事務局では「水の旅」「石の旅」をテーマとした「保全」「教育」「ツーリズム」を促進し、多彩かつ地道な広報活動を継続しています。
なお、「白山手取川ジオパーク」がユネスコ世界ジオパークに認定されたのは2023年。4年に一度、活動の継続、発展状況を審査した上での更新となるため、その前年に当たる2026年に再審査が予定されています。だからこそ、認定条件となる自然遺産の保護、一連の教育、環境・経済活動への熱量は、ほどよい緊張感のもとで保たれているとの説明がありました。
なお、「白山手取川ジオパーク」がユネスコ世界ジオパークに認定されたのは2023年。4年に一度、活動の継続、発展状況を審査した上での更新となるため、その前年に当たる2026年に再審査が予定されています。だからこそ、認定条件となる自然遺産の保護、一連の教育、環境・経済活動への熱量は、ほどよい緊張感のもとで保たれているとの説明がありました。

白山市には現在、平野部(特に市街地)に人口が集中し、特に山間部の過疎が進行しているという課題もあります。日比野さんは、都市型の大規模開発ではなく、エリア全体で自然と共生する「地域振興」の実現に向け、地域に住む一人ひとりが「地元には何もない」という意識を変え、「理解を深める」努力を継続していく市と協議会の方向性について、力強く語りました。白山市ならではの自然環境と世界的な価値評価、それを守るための取り組みについて学んだゼミ生は今後、農業や農産物を軸とした魅力発信の在り方を考えていきます。
学生のコメント
経済学部経済学科 2年次 K・Hさん(石川県 金沢高等学校出身)
専門員の説明を直接受けられるせっかくの機会ですので、「白山手取川ジオパーク」への理解をさらに深め、インターネットで検索しても出てこないような情報を聞けるように質問を考えるなど、万全の準備で訪問当日に臨みました。
日比野さんのお話は「水のストーリー」が印象深く、その中でも「水は巡り巡って自分たちにかえってくる」という表現が特に面白かったです。また、「水の旅」というキャッチコピーは知っていたのですが、「石の旅」というものもあることを知り、驚きました。
今後は、国内外を問わず、他のジオパークと「白山手取川ジオパーク」を比べてどのような違いがあるのかをより深く調べてみようと思います。そして、「白山手取川ジオパーク」の認知度を広めるための最適な取り組みについて、グループのみんなで考えていきたいです。
専門員の説明を直接受けられるせっかくの機会ですので、「白山手取川ジオパーク」への理解をさらに深め、インターネットで検索しても出てこないような情報を聞けるように質問を考えるなど、万全の準備で訪問当日に臨みました。
日比野さんのお話は「水のストーリー」が印象深く、その中でも「水は巡り巡って自分たちにかえってくる」という表現が特に面白かったです。また、「水の旅」というキャッチコピーは知っていたのですが、「石の旅」というものもあることを知り、驚きました。
今後は、国内外を問わず、他のジオパークと「白山手取川ジオパーク」を比べてどのような違いがあるのかをより深く調べてみようと思います。そして、「白山手取川ジオパーク」の認知度を広めるための最適な取り組みについて、グループのみんなで考えていきたいです。