地域連携

【ちいプロ/グローバルプロジェクトつなげ隊】体験を通して世界とつながる —「もし世界が100人の村だったら」国際理解ワークショップ

2026.02.03

日本の小学生に、世界の人口構成や言語、文化の違い、貧富の差といった現代社会の実情を体験的に知ってもらい、英語を学ぶ意味や国際理解について考えるきっかけをつくることを目的に、「もし世界が100人の村だったら」をテーマとしたワークショップを実施しました。本活動は、大学の「国際教育」の授業内(5月26日)で大学生が事前にワークショップを体験・準備したうえで、6月6日に鞍月小学校、さらに6月24日から7月16日にかけて泉野小学校、杜の里小学校、金石町小学校、三馬小学校の計5校で実施しました。
ワークショップでは、児童一人ひとりに「生まれた国」「話す言語」「年齢」「生活状況」などが書かれたカードを配り、世界の住人になりきって活動しました。年齢別や地域別、言語別に移動したり、グループで話し合ったりすることで、世界の多様性や不均衡を自分の体で感じながら学べるよう工夫しました。大学生は、世界各地の国の住人役を担当し、民族衣装をイメージしたキャラクターやビット文字を用いたスライドで国や言語の特徴を紹介し、「国は違っても同じ言語を使う人がいる」ことなどを具体例を交えて伝えました。また、「しずカニ(静かに+カニ)」の合図を使うなど、子どもたちが楽しく集中して参加できる工夫も行いました。

活動を通して、児童からは「今まであまり話したことのない人と協力できた」「知らない人とグループになることが、世界の人とつながることに似ていると感じた」といった声が聞かれ、説明だけでは得られない実感を伴った学びが生まれていました。世界の現状を役割体験として捉えることで、国際理解や英語学習を自分ごととして考える姿が多く見られ、本ワークショップが、子どもたちの視野を広げ、世界に目を向けるきっかけとなる有意義な学びの場となったことがうかがえました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 T・Rさん(石川県 大聖寺高等学校出身)
今回、「もし世界が100人の村だったら」のワークショップを、大学での事前実践と鞍月小学校での本番を通して行いました。大学では清水ゼミの仲間と一緒に進め方や声かけを確認し、小学生にどう伝えると分かりやすいかを何度も考えました。本番では、ビット文字で作ったキャラクターを使い、国ごとの人になりきって活動することで、児童が自然と世界に興味をもってくれたことがとても印象に残っています。
特に、国が違っても同じ言語を使っている例を紹介したときに、児童が驚きながら聞いてくれた姿から、「世界はつながっている」という感覚を持ってもらえたのではないかと感じました。体験型の活動を通して、児童の世界への視野を広げるお手伝いができたことに、大きな手応えを感じています。
人間科学部こども学科 3年次 T・Uさん(新潟県 新潟第一高等学校出身)
今回、4校で「もし世界が100人の村だったら」のワークショップを行い、世界の人口や言語、貧富の差などを体験を通して伝えました。カードを持って役になりきることで、児童が自然と周囲と関わり合いながら学んでいる姿がとても印象的でした。特に、今まであまり関わったことのなかった友だちと協力して活動する様子から、「国際理解」は身近な人との関わりから始まるのだと感じました。体験型活動ならではの学びを通して、児童が世界の現状を肌で感じ、英語や国際交流に関心をもってくれたことに、大きな手応えを感じています。