地域連携

【地域連携/ボランティア】こども学科の学生がわいわいサロンに参加しました!

2025.05.19

4/27(日)

こども学科有志の学生が、金沢市中央公民館彦三館の会議室で行われた、わいわいサロンに参加しました。このイベントは、令和6年能登半島地震による精神的な負担や、避難してきた金沢市での一人暮らしのストレスを抱える高齢者に対して、精神的な癒しとリラックス効果の提供、他者との交流機会の創出、生活意欲の向上を目的に開催されたものです。

こども学科の有志は、

①絵本と歌に合わせた体操
学生と参加者が一緒になって歌い、それに合わせて体操をしました。

②自己紹介
2025年度にわいわいサロンで活動したいことを発表し合いました。散歩、水彩画、生け花、流しそうめん、料理、手芸、スマホ教室など多くの意見が聞かれました。

③苔玉づくりと鑑賞
苔玉つくりでは、学生と一緒に好きな植物を選び、一人1個の苔玉を作り、持ち帰りをしていただきました。

④交流タイム(感想の記入と発表・次回の計画についての希望の聞き取り)
最後の交流タイムでは、苔玉つくりの感想を語り合い、来月の防災クッキングの希望を聞き取りました。地震の後の避難所で食べた物のことを思い出し、涙ぐむ姿や、地震の話を何回も繰り返し話す参加者の姿が見られました。


当日は6人の方に参加(訪問)いただき、参加者からは
「一人ではどうしても部屋に閉じこもりがちだが、学生さんに会えるのが楽しみでこの日を楽しみにしていた」
「家で苔玉を育てるのが、楽しみである。大切にしたい。毎日話しかけていきたい」
「若い人と話すと元気がもらえる」
などの感想が聞かれ、活動の意義を感じました。

参加学生は、被災された方々と触れ合い、活動する経験により、被災地の現状理解と社会貢献意識を向上させています。また、参加者の方々との交流を通して、傾聴力、思いやりの心、共感力などを身に着けていきます。
(文:担当教員 三好伸子)

学生のコメント

人間科学部こども学科 2年次 Y・Yさん(石川県 桜丘高等学校出身)
今回のわいわいサロンでは、苔玉づくりを行いました。前回の活動からしばらく時間が空いてしまったため、参加者皆さんの元気な顔を見ることができて、とても嬉しかったです。
苔玉づくりは、苔玉にサボテンなどの植物を入れ、土をかぶせるだけで完成します。簡単にできて、見た目もとてもかわいらしいです。私は家に帰ってすぐに玄関に飾りました。また、参加された皆さんも、「一度つくってみたかったので、体験できてよかった」とおっしゃっていました。
作った苔玉を見たり、お菓子を食べたりしながら、来月の予定について話し合いをしました。来月は防災クッキングを行う予定です。私はポリ袋でご飯を炊いたことがあるので、その経験を活かしたいと思います。来月も楽しく活動ができれば嬉しいです。
人間科学部こども学科 2年次 K・Rさん(石川県 金沢二水高等学校出身)
今回は、苔玉づくりをしました。簡易苔玉なので、丸くて真ん中に穴が開いた苔の中に、土を入れて、サボテンや葉っぱを入れて固めれば完成です。皆さん、初めての経験だったようですが、想像していたより簡単に作れていました。楽しそうに作っている様子を見ていて、なんだかほっこりした気持ちになりました!とても楽しかったです。みんなそれぞれ個性がある苔玉が完成していてかわいかったです。私も家で大切に育て、次回の話題にしようと思います。
また、今年度、わいわいサロンでどんな活動をしたいかを話し合いました。色々な意見が出て、今年度の活動がとても楽しみになりました。みなさんと一緒にたくさんの思い出を作っていきたいです!