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【就職】ソレイユプロジェクト「大谷鯉のぼりミニフェス」で大谷塩の普及!

2025.05.27

5/4(日)

大学・短大部の2年生を対象に、今年度初の「ソレイユプロジェクト」を実施しました。
珠洲市大谷地区製塩関係者から寄せられた「珠洲の今を知ってほしい」という声から、2年ぶりに開催される「大谷川鯉のぼりフェスティバル」の運営ボランティアとして地元の方々と交流しました。
震災と豪雨で水害に遭った揚げ浜式製塩の「大谷塩の普及」をテーマに、大谷塩の魅力が伝わる試食品(レンコンチップス、五郎島金時さつまいもチップス、塩レモンサイダー、塩キャラメルなど)を手作りで作成し、フェスティバルの来場者に無料で振る舞いました。当日の大谷塩の売上げは100袋を越え、観光客や地元の方々に珠洲で産まれた塩を「味覚」を通じて知ってもらう取り組みになりました。
また、子ども達との交流として、「こども縁日」の出店や「星稜こいのぼり」を制作するなど、珠洲に元気を届けることができた1日となりました。

ソレイユプロジェクトとは?

ソレイユプロジェクトとは、学生時代に挑戦・企画・実践して成長することを目的として、今年発案されたプロジェクトです。「ソレイユ」とはフランス語で『太陽』という意味です。
仲間と協同することで働き方の実践意識を高め、太陽のような光り輝く人間力を培います。

参加学生のコメント

経済学部経済学科 2年次 S・Aさん(石川県 金沢西高等学校出身)
「大谷塩の普及」を通じて、人と人の繋がりをとても深く感じました。お金を出すこともできないし、壊れたものを一瞬で直すこともできません。そして変わってしまった地形を元に戻すこともできないですが、少しでも学生が力になれる動きをすれば、積もり積もって大きな力になると学びました。
これはボランティアだけではなく、大学生活のクラブやゼミでの活動において、たとえ小さなことであっても自分にできることを精一杯するということに繋がると思います。初めてのボランティアで初めて被災地に行き、まだ学生でできることは数少なくても役に立てるということを学びました。本当に貴重な体験でした。また能登復興に携わりたいと思います。

経済学部経済学科 1年次 I・Aさん(石川県 輪島高等学校出身)
珠州に行く道中、倒壊した家や瓦礫が残っているところが多く、私の地元の輪島も珠州もまだ完全に復興復旧したとは言えないなと再度実感し、悲しい気持ちになりました。しかし、そういう風景をみて、「自分はもっと地元のために何かできることがあるだろうな。」と感じました。自分も被災したうちの1人ですが、変わった風景をみて落ち込んでばかりいても何も変わりません。それなら小さなことであっても、少しずつ地元の方々のためにできることがあれば協力しようと思いました。
風景だけではなく、地元の方々の笑顔や前向きな気持ちを取り戻すことも大切だと感じます。自分が被災して怖かった時に、大人の方は避難所などでずっと助けてくれて、励ましてくれました。今度は自分が恩返しをして、地元の方々の元気を取り戻す番だなと強く感じました。
将来、輪島が自分の大好きな場所に戻ってくれたらとても嬉しいです。このボランティアを機に、もっと地元のために頑張ろうと思えました。