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【スポーツ学科/フィールド基礎演習】 かけっこ塾での指導サポート

2025.07.01

6/4(水)・11(水)

稲置学園総合運動場において、NPO法人かなざわ総合スポーツクラブと大学陸上競技部が共同で運営している「かけっこ塾」で、岡室フィールドの学生が準備運動を指導しました。
この指導に至るまでにフィールドの所属する学生は、かけっこ塾の指導サポートや指導当日の準備運動の指導案作成、またその指導案をもとに指導の練習および反省をして、当日はより良い指導ができるように準備しました。
指導当日に学生は、小学生を相手に苦戦しながらも、コミュニケーションをとりながら一生懸命指導していました。学生は指導に至るまでの準備や当日の指導を通して多くのことを学べた機会であったと思います。

貴重な体験の機会をいただいたNPO法人かなざわ総合スポーツクラブの方々へ深く感謝いたします。
(文:担当教員 岡室 憲明)

学生のコメント

人間科学部スポーツ学科 2年次 Y・Hさん(石川県 金沢高等学校出身)
このかけっこ塾の活動を通して特に学んだことは2つあります。1つ目は、指導案を考える上で大切なのは、指導される側の立場からこの指導が適切かを考えることが大切だということです。この活動では子ども達を相手に指導を行う前に、練習として大学生を相手に指導を行いました。自分が行った指導に対して意見をもらって初めて気づくことが多く、それらを踏まえて改善する事ができたと思います。
そして2つ目は、計画はあくまでも計画であるということです。私が考えた指導案を実際に行うと時間が足りず、子ども達にとって面白くないものになってしまったのではないかと感じました。計画を立てる際にいくつかの想定し、先に対策を立てておくこと。計画通りにやるだけでなく、臨機応変に対応することが受ける側にとって大切であると学びました。
これらの学びをこれからの学生生活や社会に出た際に活かしたいと考えています。

人間科学部スポーツ学科 2年次 N・Sさん(富山県 富山第一高等学校出身)
私はこの活動で指導することの難しさを感じました。かけっこ塾の指導サポートを経験し、次に指導案を作成・指導の練習をして、そのプログラムで小学生に実際に指導をするという流れで指導方法について学ぶ内容です。
「指導すること」は思っていたほど簡単なものではなく、指導案作成の際には、指導テーマに沿って小学生に運動能力を向上できる内容を実践してもらうために、わかりやすく楽しいプログラムの作成を心がけました。
また、運動の内容について自分の目線ではなく小学生の目線に立って運動のプログラムを考えることで安全面に配慮しました。さらに、指導案を作る前に実際に総合運動場へ行き指導のイメージをわかせ、準備をしたおかげで本番ではプログラム通り進めることができ、トラブルが起こってもうまく対応できたように思います。
何事においても準備と実施するときのイメージをすることは、上手に物事を進める際や自分の自信を高めるために重要であると感じました。この先、自分が教育の現場にたったときはもちろんのこと、これからの生活においても、今回の経験をプラスのものとして活かしていきたいと思います。