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【こども学科】ライフプラン・キャリアデザインセミナーを開催しました

2025.07.09

NPO法人manma代表理事 越智 未空講師

人間科学部こども学科の必修科目「こども学総論」で、石川県主催ワークライフバランス推進事業の一環であるライフプラン・キャリアデザインセミナーを開催しました。これは、これから就職し、社会に出る学生を対象に、将来の様々なライフイベントに柔軟に対応できるよう、必要な知識や情報を習得し、将来のライフデザインを希望を持って描くことができるセミナーやワークショップです。
今回は、NPO法人manma代表理事の越智 未空講師がコーディネーターとなり、「職業だけでなく、家庭や社会的活動における多様な役割を含めてどう生きたいかを設計すること」というライフデザインの意味を教えていただきました。
また、「これからの人生を長期的視点で考え、分岐点となるライフイベントで主体的・自律的な選択をするためのヒントを見つけること」を目的に、実際に保護者としてこどもと生活されている2人のゲストの方から、お話を伺うことができました。
将来保育者や小学校教員を目指す学生たちは、自分のライフプランを考えるきっかけとなると同時に、保護者の生の声を聞くことができる貴重な学びの時間となりました。
(文:担当教員 開 仁志)

学生のコメント

人間科学部こども学科 1年次 T・Yさん(石川県 飯田高等学校出身)
今回のキャリアデザインセミナーを通して、自分のこれからの生き方について考えるきっかけを得ました。これまでの私は、目の前の課題や予定に追われ、将来のことまで深く考える余裕がありませんでした。しかし、今回のお話を聞き、先のことを考えることの大切さに気づかされ、自分の人生設計を見つめ直す大切な時間となりました。
私は将来、保育士として働きたいと考えています。保育の仕事は子どもの生活を支えるだけでなく、自分自身の人生設計とも密接に関わるものです。今回のセミナーで学んだように、仕事と家庭をどのように両立させていくか、自分自身の将来についても考えながら進んでいきたいと思いました。
人間科学部こども学科 1年次 Y・Aさん(石川県 輪島高等学校出身)
自治体などのサポートに、病児保育や子育てが終わった世代の子育て支援活動があることを初めて知りました。子育てをするには、パートナーとの協力が欠かせないし、子どもの祖父母が近くにいないと頼ることができません。そういった子育て世代をサポートしていくことも現代の多様な社会には必要なことだと思いました。
このようなサポートがあることで、安心して子どもを産み育てていくことができると思います。子どもを安心して育てることのできる環境づくりが現代の課題であると感じ、経済的にもどのような子育て支援があるのか調べてみたいと感じました。