地域連携

【いしかわ共創インターンシップ/野林ゼミナール①】企業の出張プレゼンを受け、班分けを実施しました

2025.10.03

9/23(火)

野林ゼミナールの野林教授とゼミ生が「いしかわ共創インターンシップ」の取り組みをスタートさせました。
2025年度の「共創インターンシップ」は、職場体験が軸となる従来のものとは違った「課題解決型」という位置づけで、学生側が地元企業の抱える課題をとらえ、それぞれの視点と知見で調査、検証を行い、最善策をまとめて提案するという経営寄りの実践機会となります。後期日程の開始に伴い、ゼミ生は新たなメンバーを加えて総勢27名となりました。

ゼミ生とのコミュニケーションを取る野林教授

経済学部の5つのゼミナールがそれぞれ業種の異なる地元企業の課題解決に取り組む中で、野林ゼミは石川県七尾市を拠点にバス事業や旅行事業を行う『株式会社丸一観光』を担当します。
第1回となるこの日は、同社の専務取締役を担う木下恒喜さんが本学を訪れ、事業の概要や現状の説明を行いました。

「株式会社丸一観光」の木下恒喜 専務

木下専務は白山市出身の35歳。自身が経営陣としては比較若い平成生まれであること、星稜高等学校のOBであること、個人的趣味などを親しみ深い自己紹介で学生の緊張をほぐしつつ、企業や事業を紹介。1965年の創業から変わらない基本理念、様々な時代の波を乗り越えて至る現在、そして2030年を見据えた未来への取り組み、その中で克服しなくてはならない課題などを、配布した資料に沿って深く、丁寧に解説していただきました。

木下専務の退室後は、黒板に記された「運転手の確保」と「地域のためにできること」という2種類の課題に取り組むための班分けを行いました。
野林教授が記した項目の下に学生が自身の名前を記入し、その大枠から全4班に振り分けることでメンバーが決定します。

座席を移動し、顔合わせを終えた各班では班長の選抜を行いました。簡単な意見交換を交えて友好を深めつつ、今後の取り組みへの士気を高めていた模様です。

学生のコメント

経済学部経営学科 2年次 H・Sさん(石川県 金沢西高等学校出身)
「みどりのバス」は見かけたことがあるぐらい…という認識でしたが、木下さんのお話を聞く中で「感謝の気持ち」をとても大事にしている企業が運営していることが伝わりました。今回リーダーに選ばれたからには、この共創インターンシップに少しでも良い影響が与えられるような存在を目指したいです。

経済学部経営学科 2年次 K・Sさん(富山県 小杉高等学校出身)
高速バスは利用することはありますが、運営会社を意識したことはなく、高速バスに高級仕様などの選択肢があることも初めて知ったため、色々と興味が湧いてきました。
課題を「地域のためにできること」にしたのは、石川県の大学に通う私たちがより身近に感じながら取り組める課題だと思ったからです。リーダーに立候補した身として、今後は積極的に案を出していきたいです!

経済学部経営学科 2年次 K・Tさん(富山県 富山いずみ高等学校出身)
令和6年の震災以降、アルバイトやツーリングで何度も能登方面を訪れていますが、まだまだ大変な状況を目にしてきたこともあり、地域全体への思い入れが深いことから「地域のためにできること」という課題を選びました。私自身が現地で見たもの、感じたことを活かした具体的な提案を重ねていきたいです。