
地域連携
【地域連携/ SDGs産学地域連携センター】花園集落(七尾市)との連携に向けた調印式を実施しました
2025.10.03
9/24(水)
新広昭副学長と人間科学部の西村貴之教授、同学部スポーツ学科所属の学生3名など複数の大学関係者が七尾市花園町(花園集落)を訪れ、「中山間地域等直接支払制度」に関する覚書を締結する調印式に臨みました。おおのみビレッジ遊心庵
「中山間地域等直接支払制度」は、農林水産省が農業生産条件の不利な中山間地域の集落が取り組む農地の維持管理を目的とした生産活動に対し、必要な費用の一定額を交付する制度。そしてこの制度を活用する花園集落が、制度の対象となる生産活動のサポーターとして指名したのが、かねてより交流を重ねてきた金沢星稜大学の学生たちです。SDGs産学地域連携センターは、学生が実施する「地域連携」活動の総合的な窓口、責任者として機能しています。
調印式は、2020年に集落の民家をリノベーションして開業に至った一棟貸し切り型の宿泊施設『おおのみビレッジ遊心庵』の敷地内で行われました。花園集落側の代表を務める池岡直樹さんと大学側の代表となる新副学長が、全出席者に向けて今回の締結に至る経緯や今後の展望について説明した後、田園と森林越しの日本海を見下ろせるウッドデッキへと舞台を移し、覚書への署名を行いました。
大学では今までも、西村教授とゼミナールやサークルに所属する現役学生やOBが中心となり、花園集落の農業生産活動のサポートや住民との共同調査の実施、出身者の里帰りを後押しする活性化イベントの企画開催など自主的な関わりを継続してきました。
今回、公式な覚書を交わしたことで、地域とのつながりがより深く発展的なものとなり、多くの発信機会を得ることで若い世代の興味関心を高め、積極的な来訪や里帰り、移住にもつながる相乗効果も期待されます。西村教授は「ゼミやサークルの枠にとらわれず、意欲のある学生がどんどん参加できる枠組みとなれば」と今後の展開に思いを寄せました。
今回、公式な覚書を交わしたことで、地域とのつながりがより深く発展的なものとなり、多くの発信機会を得ることで若い世代の興味関心を高め、積極的な来訪や里帰り、移住にもつながる相乗効果も期待されます。西村教授は「ゼミやサークルの枠にとらわれず、意欲のある学生がどんどん参加できる枠組みとなれば」と今後の展開に思いを寄せました。
式典後は集落側と大学側の意見交換会を実施。それぞれの再会や新しい出会いを喜び、住民の方の手作りの野菜ケーキや巻鰤を囲みながら、懇親会を兼ねる形で行われました。長く住むからこそ実感する密かな魅力や、周辺地域でも起きている伝統行事の幕引き問題など、気心が知れているからこそ語れる踏み込んだ情報を得ることもできました。
また、大学側のプレスリリースや集落からの積極的な呼びかけにより、当日はマスメディアによる取材撮影も行われました。インタビューには学生たちが応じ、これからの連携や展開への期待、地域への思いなどを堂々と発信していました。
また、大学側のプレスリリースや集落からの積極的な呼びかけにより、当日はマスメディアによる取材撮影も行われました。インタビューには学生たちが応じ、これからの連携や展開への期待、地域への思いなどを堂々と発信していました。
農地保全や多面的機能の維持、地域資源を活用した地域活性化という目的の達成に向け、大学と地域住民の共創を強化する新たな出発点となった今回の調印式。今後は大学、地域、行政の連携が「持続可能な地域づくりのモデルケース」となる未来をも見据え、より踏みこんだ取り組みを仕掛け、実績を重ねていく予定です。
学生のコメント
人間科学部スポーツ学科 4年次 N・Yさん(石川県 日本航空高等学校出身)
私は少しだけ人見知りなのですが、集落のみなさんが「何でも協力するよ」「積極的に来てね」と言ってくださり、実際に何度も通わせてもらう中でいろいろなお話ができるようになりました。あと半年で大学を卒業し社会人になるのですが、OBの先輩方のように引き続き集落のみなさんと関わっていきたいですし、伝統文化や自然環境という日本最大の魅力を残していける活動により深く携われるよう、自分自身の力をつけていきたいと思っています。調印式以降の、これからの展開に今からワクワクしています!
私は少しだけ人見知りなのですが、集落のみなさんが「何でも協力するよ」「積極的に来てね」と言ってくださり、実際に何度も通わせてもらう中でいろいろなお話ができるようになりました。あと半年で大学を卒業し社会人になるのですが、OBの先輩方のように引き続き集落のみなさんと関わっていきたいですし、伝統文化や自然環境という日本最大の魅力を残していける活動により深く携われるよう、自分自身の力をつけていきたいと思っています。調印式以降の、これからの展開に今からワクワクしています!
人間科学部スポーツ学科 3年次 K・Hさん(石川県 翠星高等学校出身)
少子高齢化という課題を抱える中で、制度を活用して地域を盛り上げたいという集落のみなさんの思いが伝わり、しっかりお手伝いができればなと思いました。初めての参加となった前回の訪問時は田植えに参加したのですが、今回はよりじっくりとお話を伺う機会を得る中で、住民の方の元気さと、素敵な考え方を再確認し、終始楽しかったです。今後はもっと現場に出て体験し、「私なら何ができるか」を考え、その中で学んだことを後輩たちにも繋いでいきたいと思っています。
少子高齢化という課題を抱える中で、制度を活用して地域を盛り上げたいという集落のみなさんの思いが伝わり、しっかりお手伝いができればなと思いました。初めての参加となった前回の訪問時は田植えに参加したのですが、今回はよりじっくりとお話を伺う機会を得る中で、住民の方の元気さと、素敵な考え方を再確認し、終始楽しかったです。今後はもっと現場に出て体験し、「私なら何ができるか」を考え、その中で学んだことを後輩たちにも繋いでいきたいと思っています。
人間科学部スポーツ学科 3年次 U・Rさん(富山県 福岡高等学校出身)
前回は海岸清掃とランタンフェスティバルに参加するために集落を訪れたのですが、今回はその時にお世話になった集落の方が全員出席されていて、みなさんが本当にこの土地が大好きで、自然を本当に大切にしているのだなと改めて実感しました。これからは訪れる機会がより増えると思うので、まずはこの素敵な環境を全力で楽しみ、感じた魅力をどのように伝えていくかを軸に企画を考えていけたらと思います。また、私は芋、栗、カボチャが好きなので、バーベキューやお土産で地元の野菜をいただけた前回に続き、今回はカボチャのケーキをいただくことができ、とても嬉しかったです!
前回は海岸清掃とランタンフェスティバルに参加するために集落を訪れたのですが、今回はその時にお世話になった集落の方が全員出席されていて、みなさんが本当にこの土地が大好きで、自然を本当に大切にしているのだなと改めて実感しました。これからは訪れる機会がより増えると思うので、まずはこの素敵な環境を全力で楽しみ、感じた魅力をどのように伝えていくかを軸に企画を考えていけたらと思います。また、私は芋、栗、カボチャが好きなので、バーベキューやお土産で地元の野菜をいただけた前回に続き、今回はカボチャのケーキをいただくことができ、とても嬉しかったです!