地域連携

【地域連携/ボランティア】内灘町でガラスのワークショップを開催しました

2025.10.08

8/2(土)、23(土)

令和6年能登半島地震で被災された内灘町の住人を対象に、ガラスのワークショップを企画・開催しました。
震災から1年半が経ち、日常を取り戻しつつあるものの未だ片付けや雑多な用事に追われ、文化的活動を楽しむ余裕のない保護者の方も多いのではないかと思います。本ワークショップで提供するモノづくりの楽しみが心の癒しへと繋がり、子どもたちにとっても夏休みの良い思い出作りになればとの思いから企画しました。
佐藤ゼミナール3年次の学生が内灘町教育員会文化スポーツ課と協力し、内灘町に住む小学生とその保護者を対象としたガラスワークショップを企画・運営を行いました。
ワークショップ1日目には、参加者にオリジナルのガラスの小皿を作成してもらい、2日目は焼きあがった各々の作品に主菓子を盛り付け、お抹茶を頂きながら交流会を行いました。

定員を20名に設定し、内灘町教育委員会を通じて参加者の募集を行いました。当日は24名にご参加いただき、参加者を対象としたアンケートには好意的な意見が多数寄せられ、内灘町教育委員会からも「来年度は定員数の枠を増やし、企画を継続してほしい」とのご要望もいただきました。
(文:担当教員 佐藤 静恵)

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 I・Aさん(石川県 金沢高等学校出身)
ワークショップは保護者と子どもとの間の特別な時間を提供するという役割も担っています。1年半前の被災により多くの家庭がストレスや不安を抱えている状況があり、内灘の方々は心のケアを必要としていると考えます。そこで、ワークショップを開き、親と子が一緒に活動をすることで協力したり、作品を見せあったりするという体験は、単なる形だけではなく、共に過ごした特別な時間、そして内灘の復興や再生への希望を形にしたものだと私は考えています。
ワークショップという活動を通して、互いに支え合う関係を築くための一歩になれば良いと思いました。

人間科学部こども学科 3年次 M・Hさん(富山県 富山北部高等学校出身)
私はもともと何かを作る、書くといった自分を表現する活動に対して少し苦手意識がありました。ですが今回ワークショップを運営するにあたり、ペーパーウェイトや実際に小皿を作ったり、活動を通して参加した方々の笑顔を見たり、運営での達成感から何かを作る活動(表現する活動)は楽しい、面白いといった気持ちになれました。このような気持ちを味わえたことは小学校の先生になった時に子どもに教える際により面白い授業を提供できると思います。
自分自身も前向きな気持ちになり、参加した方々にも喜んでもらえた活動に参加できたことは一生の思い出であり、この気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたいです。