地域連携
【地域連携/ボランティア】起業家×学生×行政で取り組む地域づくり──能美市鍋谷町フィールドワーク
2025.11.25
11/14(土)・15(日)
石川県能美市鍋谷町で行われた「地域起業家との連携および地域貢献フィールドワーク」に経済学科 張ゼミナールと地域システム学科 呉ゼミナールの学生が参加しました。地域で活躍する起業家の方々との対話と、実際の空き家改修作業を通じ、地域資源の活用や地方創生の現場を、学生自身が“体感”しながら学ぶことを目的としています。
初日には、飲食や生花、設計・デザインなど、多様な分野で鍋谷町を拠点に事業を営む起業家4名を招き、地域で働くことの魅力や、持続可能な事業を組み立てる上で大切にしている視点についてディスカッションを行いました。
Uターン起業の背景や、個人の熱意だけに頼らない経済的自立の必要性、さらにデータに基づいた戦略の重要性など、現場で奮闘する当事者の言葉は、学生にとって非常に重みのある学びとなりました。また、石川県庁の担当者も交え、「通過点ではなく目的地となる地域づくり」を目指すスローツーリズムについての議論も広がり、産・官・学それぞれの視点から多角的な意見が交わされました。
Uターン起業の背景や、個人の熱意だけに頼らない経済的自立の必要性、さらにデータに基づいた戦略の重要性など、現場で奮闘する当事者の言葉は、学生にとって非常に重みのある学びとなりました。また、石川県庁の担当者も交え、「通過点ではなく目的地となる地域づくり」を目指すスローツーリズムについての議論も広がり、産・官・学それぞれの視点から多角的な意見が交わされました。

ディスカッションの後には、アドベンチャーガーデン能美を訪れ、地域が持つ自然資源の魅力を体験。写真にもあるように、広がる自然の中で地域資本をどのように活用していくかを肌で感じる時間となりました。

2日目は、前日の議論でも課題として挙がった「空き家活用」に実際に挑戦。地域の方々と協力しながら古民家の清掃や改修作業を行い、学生たちは地域の未来づくりに向けて手を動かすリアルな現場に向き合いました。作業風景からも、1人ひとりが汗を流しながら課題解決に取り組む姿が伝わります。
2日間のフィールドワークには起業家、石川県庁、本学学生・教員を含む計17名が参加し、多層的な交流が生まれました。議論で得た学びを翌日の行動につなげ、地域の課題に実際に関わることで、学生にとっては「地方創生の現場に立つとはどういうことか」を強く実感する機会となりました。現地で当事者と語り合い、地域に触れ、手を動かす。こうした一連の経験は、学生の地域観やキャリア観に大きな影響を与える、充実したフィールドワークとなりました。
2日間のフィールドワークには起業家、石川県庁、本学学生・教員を含む計17名が参加し、多層的な交流が生まれました。議論で得た学びを翌日の行動につなげ、地域の課題に実際に関わることで、学生にとっては「地方創生の現場に立つとはどういうことか」を強く実感する機会となりました。現地で当事者と語り合い、地域に触れ、手を動かす。こうした一連の経験は、学生の地域観やキャリア観に大きな影響を与える、充実したフィールドワークとなりました。
学生のコメント
経済学部地域システム学科 2年次 N・Aさん(石川県 星稜高等学校出身)
今回の活動を通し、事前に下調べを行い、そこから得た情報を基に地域課題について考察を立てていましたが、実際の課題や地域住民・経営者から見た視点は大きく異なっていたということに印象を受けました。
今回訪れた能美市鍋谷町では「限界集落」「少子化」「空き家」等の聞き慣れた社会問題を抱えていました。その単語から私達が連想するものと、地域の実際の課題は異なっており、フィールドワークを行う意義や地域の人との交流の重要性について改めて学ぶことが出来たと同時に、様々な視点から見た「地域」と向き合い、持続可能な地域の創造に私達学生も尽力していきたいと感じました。
今回の活動を通し、事前に下調べを行い、そこから得た情報を基に地域課題について考察を立てていましたが、実際の課題や地域住民・経営者から見た視点は大きく異なっていたということに印象を受けました。
今回訪れた能美市鍋谷町では「限界集落」「少子化」「空き家」等の聞き慣れた社会問題を抱えていました。その単語から私達が連想するものと、地域の実際の課題は異なっており、フィールドワークを行う意義や地域の人との交流の重要性について改めて学ぶことが出来たと同時に、様々な視点から見た「地域」と向き合い、持続可能な地域の創造に私達学生も尽力していきたいと感じました。
経済学部地域システム学科 2年次 T・Aさん(石川県 金沢高等学校出身)
今回の活動を通して私が強く実感したのは、自然は偉大だということ。そしてそこで生活をしている人はとても強く生き生きとしているということです。
地域の方とのお話を通じて、今後の人生の指標みたいなものを得ることができました。また、自分たちが予想していた地域の現状や売りにしているものが実際は異なったりしているなど、現地に行かないとわからないこともたくさんありました。そのため、実際に自分の目でその地域を見て触れて、地域の方々のお話を聞くことができたのはとても良い経験になったと思っています。
今回のフィールドワークで得た知識や経験、感じたことをこれからのゼミではもちろん、今後の自分の人生にも活かしていきたいです。
今回の活動を通して私が強く実感したのは、自然は偉大だということ。そしてそこで生活をしている人はとても強く生き生きとしているということです。
地域の方とのお話を通じて、今後の人生の指標みたいなものを得ることができました。また、自分たちが予想していた地域の現状や売りにしているものが実際は異なったりしているなど、現地に行かないとわからないこともたくさんありました。そのため、実際に自分の目でその地域を見て触れて、地域の方々のお話を聞くことができたのはとても良い経験になったと思っています。
今回のフィールドワークで得た知識や経験、感じたことをこれからのゼミではもちろん、今後の自分の人生にも活かしていきたいです。