地域連携

【ちいプロ/こどもとSDGs】オリジナル紙芝居『オランちゃんとワニのなみだ』の読み聞かせと塗り絵活動を実施

2025.12.01

10/28(火)

星稜ジャンプ地域活動プロジェクト活動団体「こどもとSDGs」は、地域の子どもたちと保育者と共に、SDGsとはなにか、考えていくことを目的とする活動団体です。

今回は梅光児童園を訪問し、子どもたちが海や川の現状に興味を持ち、自然環境や生き物を大切に思う気持ちを育てることを目的として、オリジナル紙芝居『オランちゃんとワニのなみだ』の読み聞かせと塗り絵活動を行いました。紙芝居を通じて、「ゴミが生き物に与える影響」や「一人ひとりの小さな行動が環境を守ることにつながる」というメッセージを伝え、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」への理解を促す取り組みです。
訪問当日、まずは物語の主人公・オランちゃんと女の子リナが登場する紙芝居を読み聞かせました。海に捨てられたゴミを食べてお腹を痛めたワニを助けようと、オランちゃんたちが力を合わせて海をきれいにしていくストーリーに子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。
「ワニさんかわいそう」「ゴミでいっぱいになっとる」といった声が自然とあがり、環境問題への気づきが生まれる瞬間も見られました。
読み聞かせの後は、紙芝居の場面を使った塗り絵活動を実施しました。子どもたちは思い思いの色を選びながら、オランちゃんやワニ、海の背景に自由な発想で色をつけていきました。「オランちゃん○○色に塗ったよ!」と集中して取り組む姿がとても印象的でした。
また、活動中にはオランちゃんのぬいぐるみに話しかけたり、優しく頭を撫でたりする子どもたちの姿もあり、動物への親しみや思いやりの気持ちが育っていることを感じました。
今回の取り組みを通して、紙芝居や塗り絵といった親しみやすい活動の中で、子どもたちは自然や生き物への関心を高めることができました。同じ地球で生きる存在として環境を守ることの大切さを、遊びと学びを通じて体験してもらえる、有意義な時間となりました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 Y・Rさん(富山県 福岡高等学校出身)
今回の活動では、紙芝居の読み聞かせや塗り絵を通して、子どもたちが環境問題について当事者意識を持って考える姿が見られたことが嬉しかったです。紙芝居では、海のごみで困っている動物の様子に共感する声が多く聞かれ、環境や生き物に対する思いやりが育まれていることを実感しました。また、塗り絵では自分のイメージを自由に表現する姿が見られ、主体的に活動へ取り組む子どもたちの姿が印象的でした。
活動を通して、環境教育において「楽しく学ぶ」機会をつくる大切さを改めて感じました。