地域連携

【ちいプロ/バーチャルワールド探検隊】県内の小学校や地域施設を訪れ、プログラミングやVR体験を中心とした出前授業・ワークショップを開催

2025.12.05

星稜ジャンプ地域活動プロジェクト活動団体「バーチャルワールド探検隊」は、石川県内の小学校や地域施設を訪れ、プログラミングやVR体験を中心とした出前授業・ワークショップを行いました。

11/4(火)には中央小学校で6年生を対象に、Drone blocksを使ったドローンのプログラミングに挑戦してもらい、顔認証や手動操作にも挑みました。
11/6(木)の蝶野小学校では、ドローンとEV3を組み合わせた授業を実施し、児童たちは意欲的にプログラミングに取り組んでいました。
11/8(土)には、にぎわいの里ののいちカミーノで一般向けのワークショップを開催し、VR、ドローン、EV3、オゾボットなど多様な機材に触れてもらいました。
普段触れることのない技術に子どもたちが強く興味を示していたのが印象的でした。

11/14(金)には不動寺小学校で、英語の単元「Save the Animals」とVRを組み合わせた授業を行い、美しい自然環境や自然破壊の現状を仮想空間の中で体験してもらいました。実際には見ることができない景色に触れ、驚きの声が多く上がりました。
11/22(土)には泉野小学校で宇宙少年団の活動を行い、学生主体でVRとドローンの体験を実施しました。宇宙人とのダンスや救助ゲーム、月を目指したドローン操縦など、楽しみながら学べる内容となりました。高学年の児童が低学年に操作を教える姿も見られ、学年を超えた交流も生まれていました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 2年次 K・Rさん(石川県 金沢二水高等学校出身)
今回は中央小学校の6年生を対象にドローンを使ったプログラミング教室を行いました。
最初に、ICTが今後どのような場面で活躍していくのかや、ドローンの働き・操縦のしかたについて説明しました。その後、グループごとに分かれて実際にドローンを操縦してもらいました。Chromebookに入っている「Drone Blocks」というアプリを使ってプログラミングをしたり、事前に学生が準備したコースに挑戦したり、ドローンの顔認証機能を試したりと、いろいろな活動をしてもらいました。思った以上に機材の扱いに慣れている児童が多く、楽しそうに取り組む様子がとても印象的でした。
今回の体験をきっかけに、もっとICTに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
人間科学部こども学科 2年次 H・Yさん(石川県 小松明峰高等学校出身)
今回は私の母校でICT・プログラミング教室を行いました。金沢市では市内の全小学校の6年生がプログラミングについて勉強しますが、白山市ではまだ、そのような授業はないそうで、児童たちはドローンやEV3に興味を持ってくれました。
実際に体験してもらう前にクラス担任をプログラミングしてプログラミングとは何かについて説明しました。子どもたちは実際にドローン操縦などを体験している中で「これに赤外線レーダーをつけたら山に隠れている熊を見つけられそう」「顔認証機能で指名手配犯を捕まえられるかな?」といったICT技術の活用法を自ら考えていました。
今回の出前授業を通してICTやプログラミングといった普段の授業では触れないものに興味を持ってくれていたのでいい機会になったかなと思います。

人間科学部こども学科 2年次 O・Yさん(石川県 飯田高等学校出身)
今回のワークショップに参加して、子どもたちがVRなどたくさんの種類を用意したことで、気になったものをじっくり試す姿が多く見られました。特にVRやドローンは人気で、楽しそうにゲームや操作をしている子どもたちが印象的でした。
一方で、けがなどの安全面にはもっと配慮する必要があると感じました。大人の見守りは欠かせないので、保護者の方へ「お子さんから目を離さないように」という声かけの重要さも学ぶことができました。小学生といえど、まだまだサポートが必要な場面も多いため、大人がしっかりと寄り添うことが大切だと感じました。
これからの時代、VRやドローンはもっと身近になると思うので、今回のような体験を通して少しずつ経験を積んでいってほしいと思いました。
人間科学部こども学科 2年次 Y・Yさん(石川県 金沢桜丘高等学校出身)
今回は、VRと英語の「Save the Animals」という単元を組み合わせたワークショップを行いました。まず、児童にはライオンやゾウ、ウミガメなどが暮らす美しい自然環境を、YouTubeの360度映像で見てもらいました。特に迫力あるライオンの映像では、多くの子どもたちから驚きの声が上がりました。
次にVR地図アプリ「ワンダー」を使って、環境破壊が進んでいる地域を歩いて探索してもらいました。しかし、事前調査の段階で、ワンダー上には環境破壊がはっきりと分かる場所があまり多くないことが分かり、もっと分かりやすく環境問題を提示できる場所を見つけられれば、より学びにつながったのではないかと感じました。
VRの操作や設定にも慣れてきたため、学生同士で協力しながらスムーズにワークショップを進めることができ、児童の感想では「楽しかった」という声が多く、事前準備を頑張ってよかったと実感しました。

人間科学部こども学科 2年次 T・Dさん(富山県 氷見高等学校出身)
ドローンを使った授業では、まず大学生である私たちがコースを準備し、小学生に安全に配慮しながら操作の仕方を教えました。実際に飛ばしてもらう中で、子どもたちが機体の動きに合わせて工夫したり、成功したときに喜ぶ姿を見ることができ、教える側としてのやりがいを感じました。
また、ドローンブロックスではプログラミングの基本に触れてもらい、考える力を育てるサポートができました。さらに、顔認証で人についていく機能では、最新技術への興味を高めてもらえました。全体を通して、安全面を徹底しながら、子どもたちが安心して学べる環境づくりの大切さを実感しました。とても貴重な時間になりました。