地域連携
【地域連携】「まっとうまちなか商店街秋まつり」を介してのにぎわい創出に取り組んだ3ゼミによる活動報告会を実施しました
2025.12.09

12/5(金)
新 広昭教授(経済学部地域システム学科)と井川 貴裕助教(人間科学部スポーツ学科)、辰巳 佳彦助教(女子短期大学部経営実務科)、そしてそれぞれのゼミナールに所属する学生計4名が、10/12(日)にフィールドワークの一環で参画した「まっとうまちなか商店街秋まつり」での活動や成果を共有する報告会を実施しました。
「まっとうまちなか商店街秋まつり」は、年に一度、白山市の「松任駅」最寄りの商店街で開催されている大型の地域イベントです。本学は、白山市と2018年度から結ぶ「白山市と学校法人稲置学園金沢星稜大学との包括連携協定」に紐づく活動として、2023年度より公式に「まっとうまちなか商店街秋まつり」のにぎわい創出に関わり、地域のより効果的で持続的、発展的な地域づくりに努めています。

イベント当日、新ゼミのメンバーは他プロジェクトでも実例と実績のある「SDGs」の取り組みに焦点を当てた店舗紹介を絡める形で、会場内13か所の「SDGsスタンプラリー」会場の企画運営を担いました。井川ゼミのメンバーはスポーツ学科として取り組み実績のある「反応速度・バランス測定」の出張ブースの企画運営を担当し、2年生は就職活動との並行、1年生は入学したてという背景から企画からの参加が難しかった辰巳ゼミのメンバーは井川ゼミのサポート役として当日に臨みました。

報告会では、ゼミ生それぞれが昨年度の反省も踏まえた今年の取り組みの紹介、当日の来場者の反応、数字として示された実績や傾向などを提示しました。司会進行はゼミ生それぞれの担当教員が交互に担い、発表後に質問を投げかけ、内容を深く掘り下げていく座談会スタイルです。

「SDGsスタンプラリー」チームからはメンバーの1人が(報告会に)参加しました。汎用アプリの活用でスタンプカードのペーパーレス化を進め、台紙の散乱を防止できたこと、参加者が倍増し、満足度が高まり、商店街の各店舗への認知も広まり、深まったこと、40代の参加が多く、認知経路の多くが広告やチラシであったことなど、得られた数値やアンケートを根拠とする結果を共有しました。

井川ゼミと辰巳ゼミ合同の「反応速度・バランス測定」チームから出席したメンバー(3名)は、ゲーム感覚で楽しめる機器の活用で親子連れや地元の中学生の参加を促せたこと、ブース運営者として見た会場の賑わいなど、地域の方々と直接触れ合う中で得た実感を中心に報告を行いました。
両チームは企画から実施まで別行動で、当日の接触もなかったことから、この場で初めて耳にするエピソード(舞台裏)に興味深く耳を傾け合いながら、今回の活動報告会は終始和やかに進行しました。
両チームは企画から実施まで別行動で、当日の接触もなかったことから、この場で初めて耳にするエピソード(舞台裏)に興味深く耳を傾け合いながら、今回の活動報告会は終始和やかに進行しました。
学生のコメント
経済学部経済学科 3年次 F・Sさん(石川県 志賀高等学校出身)
新ゼミに所属する際、先輩の活動報告の中にあった「秋まつり」での取り組みに興味を持ち、募集のタイミングですぐに志願しました。リーダーを務めた「SDGsスタンプラリー」チームでは、昨年の反省点であったシールの台紙のゴミが出ない方法をみんなで考え、汎用アプリの活用に切り替えるという具体的な改善策を実施できたこと、地域の方々が楽しんでいる姿からも「大成功」という手ごたえを得られました。景品の不足など反省点も出たので、これらもしっかりまとめ、来年のゼミ生に託したいと思います。
新ゼミに所属する際、先輩の活動報告の中にあった「秋まつり」での取り組みに興味を持ち、募集のタイミングですぐに志願しました。リーダーを務めた「SDGsスタンプラリー」チームでは、昨年の反省点であったシールの台紙のゴミが出ない方法をみんなで考え、汎用アプリの活用に切り替えるという具体的な改善策を実施できたこと、地域の方々が楽しんでいる姿からも「大成功」という手ごたえを得られました。景品の不足など反省点も出たので、これらもしっかりまとめ、来年のゼミ生に託したいと思います。
人間科学部スポーツ学科 3年次 Y・Fさん(石川県 星稜高等学校出身)
スポーツに関連する場所での出店に限定される測定ブースを「商店街のお祭りの屋台で?」というギャップに魅かれて参加したのですが、当日は短大部のメンバーの呼び込みやサポートもあり、多くの小さなお子様やご高齢の方に楽しんでいただくことができました。これを機に、地域の皆さんが測定や運動への興味を深めてくれたなら嬉しいですし、僕自身は目指している保健体育教師になり、部活などで測定を行う機会に、今回得られた経験や気持ちをうまく生かしたいです。
報告会では、接触のなかったチームのメンバーから、知らなかった取り組みや舞台裏を知れたので、こちらも充実した時間となりました。
スポーツに関連する場所での出店に限定される測定ブースを「商店街のお祭りの屋台で?」というギャップに魅かれて参加したのですが、当日は短大部のメンバーの呼び込みやサポートもあり、多くの小さなお子様やご高齢の方に楽しんでいただくことができました。これを機に、地域の皆さんが測定や運動への興味を深めてくれたなら嬉しいですし、僕自身は目指している保健体育教師になり、部活などで測定を行う機会に、今回得られた経験や気持ちをうまく生かしたいです。
報告会では、接触のなかったチームのメンバーから、知らなかった取り組みや舞台裏を知れたので、こちらも充実した時間となりました。

人間科学部スポーツ学科 3年次 I・Sさん(和歌山県 星林高等学校出身)
就職活動に臨むうえで、学外での活動と関わることで得られるものは多いと考え、ゼミが担当する測定ブースに参加しました。地域との関わりはもちろん、これまで短期大学部の学生と関わる機会も皆無でしたので、学内のつながりも広げられたと思います。
就職先はインフラ系の民間企業で絞っているのですが、僕たちのブースで地域の方々が喜んでいる姿を見て、「この人たちに笑ってもらいたい」「この人たちの人生の一部になりたい」「この人たちのために頑張りたい」と気持ちを高めることができ、有意義な時間を過ごすことができました。
就職活動に臨むうえで、学外での活動と関わることで得られるものは多いと考え、ゼミが担当する測定ブースに参加しました。地域との関わりはもちろん、これまで短期大学部の学生と関わる機会も皆無でしたので、学内のつながりも広げられたと思います。
就職先はインフラ系の民間企業で絞っているのですが、僕たちのブースで地域の方々が喜んでいる姿を見て、「この人たちに笑ってもらいたい」「この人たちの人生の一部になりたい」「この人たちのために頑張りたい」と気持ちを高めることができ、有意義な時間を過ごすことができました。

短大部 経営実務科 2年次 M・Iさん(石川県 金沢北陵高等学校出身)
きっかけは辰巳先生からの誘いで、地域だけでなく、大学(4年制)の皆さんと関わる機会も貴重だなと思い、参加しました。最初は不安もありましたが、測定方法はスポーツ学科の皆さんが教えてくださり、一緒に呼び込みも頑張る中で、さまざまな交流を深めることができました。
私は既に就職先が決まっているのですが、営業職という選択が私にとっての新たな挑戦だったこともあり、子どもたちと実際に触れ合って楽しかった実感など、自信を深める上でもいい機会を得られたと感じています。
きっかけは辰巳先生からの誘いで、地域だけでなく、大学(4年制)の皆さんと関わる機会も貴重だなと思い、参加しました。最初は不安もありましたが、測定方法はスポーツ学科の皆さんが教えてくださり、一緒に呼び込みも頑張る中で、さまざまな交流を深めることができました。
私は既に就職先が決まっているのですが、営業職という選択が私にとっての新たな挑戦だったこともあり、子どもたちと実際に触れ合って楽しかった実感など、自信を深める上でもいい機会を得られたと感じています。