【地域連携】「地域情報発信講座：ウィキペディアタウン in 加賀 Season3～塩屋町～withかがが」を開催しました

11/15（土）

新 広昭教授（経済学部地域システム学科）と佐藤 将講師（経済学部経済学科）のゼミナールは「地域連携による地域貢献活動」推進事業の一環として、映像ワークショップ合同会社との共催で「ウィキペディアタウンin加賀 Season3 ～塩屋町～ withかがが」を加賀市塩屋地区会館で開催しました。

ウィキペディアタウンとは、地域の記事をウィキペディアへ公開するために必要な技能を身につける、街歩きと編集作業を組み合わせた体験型講座です。日本では2013年に横浜市で開催されて以降、「まち歩き」「地域振興」「オープンデータ」「図書館」などをキーワードに全国各地で開催されています。

今年度のワークショップでは、加賀市塩屋地区で伝承されている「シャシャムシャ踊り」をはじめ、塩屋町の歴史や地理、文化を題材にして、ウィキペディアの編集に取り組みました。午前中はシャシャムシャ踊りを実際に見たり塩屋地区でのフィールドワークを行い、ウィキペディア編集に資する地理的環境や歴史を学びました。午後はウィキペディアの編集方法についてレクチャーを受け、ウィキペディアのページの新規作成と塩屋地区の地理・歴史情報に関するページ内容の拡充に取り組みました。

経済学部経営学科 3年次 S･Rさん（石川県 北陸学院高等学校出身）
このワークショップでは、ウィキペディアの記事の作り方の基礎を学びました。初めてのことだったのでわからないことが多く、講師の方々に教えてもらいながらでしたが、グループで協力して一つの記事を書き終えることができて良かったです。
また、その記事を書くにあたって、塩屋町のことを知るためにフィールドワークに行きました。ウィキペディアタウンにおいては、実際にその地域に足を運んで、その地域を体感することが重要であると思いました。このワークショップで学んだことを、これからの森本商店街の記事に活かしていきたいです。

経済学部経済学科 2年次 U･Tさん（石川県 金沢西高等学校出身）
このウィキペディアタウンの活動を通して、地域の歴史や課題を、実際にその地域の様子を見て理解する大切さを学ぶことができました。事前学習で塩屋町について調べた際なかなか情報が見つかりませんでしたが、実際に町を訪れてみると、歴史や自然、文化に関する資料が多くあり、実在する建物や史跡を知ることで、その町のゆかりのある情報を集めることができました。その地域や場所でしかわからないことがたくさんあることを学び、ウィキペディアを執筆する際にもとても参考になったと感じています。
グループワークにおいては役割分担の大切さを学びました。例えば、ウィキペディアのページを作成する際は編集できる人数に制限があります。そのため、何もすることがない人が出ないよう、各々の役割が固まらないように調整すべきでしたが、後半、一部の人に負担が偏る場面がありました。このような反省から、フィールドワークの大切さだけでなく、グループ活動を行う際の役割分担と、見通しを持った活動計画を立てることの重要性がわかったので、次の活動にも活かしていきたいです。