地域連携
【ちいプロ/こどもとSDGs】遊びながら学ぶ環境のこと—紙芝居とプログラミングで考える「海と川の未来」
2025.12.22

12/12(金)
星稜ジャンプ地域活動プロジェクト活動団体「こどもとSDGs」は、地域の子どもたちと保育者と共に、SDGsとはなにか、考えていくことを目的とする活動団体です。子どもたちが海や川の環境に目を向け、身近な自然や生き物を大切にしようとする気持ちを育むことを目的に、わかばこども園を訪問し、オリジナル紙芝居「オランちゃんとワニのなみだ」の読み聞かせや、川のゴミを拾ってきれいにするプログラミングゲーム体験、塗り絵活動を行いました。活動を通して、環境問題を自分ごととして考えるきっかけをつくり、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」につながる学びを促すことをねらいとしました。

当日は、はじめにオリジナル紙芝居「オランちゃんとワニのなみだ」の読み聞かせを行いました。海に捨てられたゴミによって生き物が困ってしまう様子を伝え、ゴミと自然環境のつながりについて考えるきっかけとしました。
次に、学生が制作した川のゴミを拾って川をきれいにするプログラミングゲームを体験していただきました。
最後に、紙芝居の場面を用いた塗り絵を行いました。
紙芝居では、子どもたちが物語を真剣に聞き、学生の問いかけに対して積極的に発言する姿が見られました。プログラミングゲームでは、「もう一回やりたい」と繰り返し楽しむ子どもが多く見られました。「簡単だった」「連続で成功した」と自信をもって操作する子どもがいる一方で、操作に戸惑いながら学生と一緒に取り組む子どももおり、ゲームへの理解や操作には個人差があることが分かりました。難易度を二段階にするだけでなく、より細かく段階を設定する必要性を感じるなど、今後の改善点を見つけることができました。
塗り絵活動では、描かれているゴミを見て「さっきゲームで拾っていたゴミだ」と発言する子どもがおり、紙芝居・ゲーム・塗り絵を関連づけて捉える姿が見られました。活動全体を通して、環境問題を自分ごととして考えようとする当事者意識の芽生えを感じることができました。
塗り絵活動では、描かれているゴミを見て「さっきゲームで拾っていたゴミだ」と発言する子どもがおり、紙芝居・ゲーム・塗り絵を関連づけて捉える姿が見られました。活動全体を通して、環境問題を自分ごととして考えようとする当事者意識の芽生えを感じることができました。
(文:担当教員 三好 伸子)
学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 Y・Rさん(富山県 福岡高等学校出身)
紙芝居・ゲーム・塗り絵を通して、子どもたちが「人間の出したゴミで川や海が汚れてしまうこと」や「ゴミを拾うことで生き物が助かること」を自然につなげて考えている姿が見られ、活動のねらいがしっかり伝わっていると感じてとても嬉しかったです。特にゲームでは、「もう一回やりたい」と何度も挑戦する子どもが多く、繰り返し遊びたくなるゲームを目標に制作したので、その姿を見ることができて達成感がありました。また、塗り絵を続けて楽しんだり、オランちゃんに手を振ったりする様子から、子どもたちが活動全体を楽しんでくれていることが伝わり、楽しく学ぶことの大切さを改めて実感しました。
紙芝居・ゲーム・塗り絵を通して、子どもたちが「人間の出したゴミで川や海が汚れてしまうこと」や「ゴミを拾うことで生き物が助かること」を自然につなげて考えている姿が見られ、活動のねらいがしっかり伝わっていると感じてとても嬉しかったです。特にゲームでは、「もう一回やりたい」と何度も挑戦する子どもが多く、繰り返し遊びたくなるゲームを目標に制作したので、その姿を見ることができて達成感がありました。また、塗り絵を続けて楽しんだり、オランちゃんに手を振ったりする様子から、子どもたちが活動全体を楽しんでくれていることが伝わり、楽しく学ぶことの大切さを改めて実感しました。