NAKAJIMA Takahiro

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講師
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会計学
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財務諸表を作成するためのルールを理解しよう!

財務会計論

授業内容

財務会計論は、企業の経済活動の結果を投資家などのステークホルダーに報告するために必要となる財務諸表の作成に関する基本ルールを学ぶ重要科目です。この講義では、財務諸表の構造を理解し、資産・負債・純資産の会計処理や収益・費用の認識方法を学びます。これにより、正確で信頼性の高い財務情報が作成されるルールを理解するための基礎的な知識を身につけます。これらの知識は、公認会計士、税理士、経理担当者はもちろん、将来経営者を目指す人にも不可欠です。財務会計論を通じて、財務諸表作成の重要なルールを習得しましょう!

ゼミナールでの研究内容

【2年次ゼミ】:単なる数値の羅列であるデータを集計・可視化することで”情報”を獲得し、そこから何が言えるのかを考察する取り組みを実施しています。可視化に関する取り組みでは、総務省統計局による家計調査のデータを格納したダッシュボード(Streamlitにより作成)を利用し、県庁所在市ごとの家計における消費支出項目(ドレッシング、さつまいもなど家計で消費する身近な品目)のヒストグラムを表示し、外れ値や分布の偏りなどが生じた理由を考察する取り組みを実施しています。また、データを自由自在に集計するために、どのようなExcel関数を利用すればよいかを生成AIに質問することを通じて、AIリテラシーを教養として高める取り組みも実施しています。
中島ゼミでは2年次でも探究活動を実施しています。過去の探究活動の例は以下のとおり。
【探究活動の例】
「決定木分析による石川県内スターバックスの出店戦略:地方都市における立地選択の特徴」
 
【3・4年次ゼミ】:会計データを集計・可視化することで”情報”を獲得し、そこから何が言えるのかを考察する取り組みを実施しています。具体的には、経営分析では業績好調や不振など特定の視点から上場会社を選定し、財務情報や決算説明会資料等の非財務情報を分析することでその理由を深掘りします。また、北陸地方の上場会社を題材としたグループワークによる調査・報告・質疑応答を通じて経営分析の知見をさらに深化させていきます。そのうえで、4年次ではこれまでの学生生活で学んだ知識を総動員して卒業研究の執筆に取り組んでもらいます。
 

卒業研究のテーマ例

■「Bリーグの会計数値を利用したライセンス交付規則は積極的な選手獲得を抑制しているか?」
■「K-POPアイドルグループTWICEのメンバー個人の人気度測定—メルカリでの一番くじグッズ売買履歴データを用いた検証—」
■「ゲームソフトの購入時に参考になる口コミが有するテキスト特性の考察—エルデンリングのクチコミに着目—」
■「フェイク動画は表情変化に乏しいか?—DeepFaceによる表情推定ラベルの時系列変化に着目した検証—」