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いつか私も職員としてあの場所へ。その思いを叶えてくれた確かな経験と学び。

金沢市職員(行政)

経済学部経済学科

K・Mさん

石川県 金沢二水高等学校出身

大学生活を振り返って

高校生の頃から公務員になりたいという目標があったため、金沢星稜大学に入学してCDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム)を受講しました。CDPは1年次から4年次までのカリキュラムがしっかりと組まれているので、計画的に勉強していくのが好きな私にとって安心して学習に取り組めましたし、授業やゼミナールにも集中でき、学園祭の実行委員やアルバイトにも励むことができました。
2年次の終わりに経験した金沢市役所でのアルバイトは自分の進路について考える大きなきっかけになりました。能登半島地震後の2~3月、市民税課の窓口で来庁者を案内したり提出書類のチェックを行うアルバイトでした。2~3月は通常でも忙しい時期とのことですが、特に震災直後ということもあって不安そうな表情で来庁される方が多かったです。そのような中でも職員の方々が丁寧かつ迅速に対応されている姿を目の当たりにし、私も市民の方々に寄り添える公務員になりたいという気持ちが強くなりました。

公務員試験対策を振り返って

面接対策には特に力を入れて取り組みました。「一次試験に合格したからには最終合格しなければ」という気持ちが強くプレッシャーに押しつぶされそうになることもありましたが、その不安を払拭するために受験希望の機関の説明会に積極的に参加し、職業に関する理解を深めるよう努めました。
CDPの模擬面接も活用し、指摘された点や新たに見つかった課題を次の練習までに改善するよう心がけていました。他者と話す際、話したい内容や思いがあふれやすい私にとって「簡潔に話すこと」が大きな課題だったのですが、模擬面接で受けたフィードバックを参考に繰り返し練習することで少しずつ簡潔に話すスキルを身につけることができました。このような努力を積み重ねた結果、本番でも落ち着いて自分らしく話すことができたと思っています。

この4年間で成長したこと

私は大学生活を通して行動力を培うことができたと感じています。以前の私なら「自分の将来に直結するか」をまずは考えてしまい、目の前の物事に対してなかなか一歩踏み出せなかったように思います。しかし大学入学後は「将来に繋がるかわからないけれど何でも挑戦してみよう!」という気持ちで思い切って取り組むようにしてきました。
印象に残っているのは2年次の時に所属ゼミナールで参加した「共創インターンシップ」です。大学生と地元企業が連携して企業や地域の課題解決を目指す活動なのですが、私たちは地元の畳店とタッグを組み、畳の魅力とSDGsの取り組みを多くの方に知ってもらうPR方法を提案しました。この活動で思考力と提案力が鍛えられましたし、問題解決への積極的な行動がさまざまな人との出会いや新たな発見にも繋がったと感じます。これらの力は公務員試験でも大きな強みになりました。後輩のみなさんも、どのようなことにも意味があると信じて、さまざまなことに挑戦してみてください。

My favorite ○○ in 4 years

こちらは金沢市役所でアルバイトをしていた時に友人とよく立ち寄ったカフェでの1枚です。市役所のすぐ近くにあったので、カフェで一休みしながら「次に来るときは金沢市の職員として…」と考えたり、その気持ちをモチベーションに試験勉強に励みました。
志望する機関を訪れてみたり、周辺の施設や環境を見ることは就職活動において大きな一歩になると思っています。私自身、働いている職員の方々の姿を実際に目にしたことで、将来の自分をより具体的にイメージすることができ、進路選択の後押しになりました。

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