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“人と人との繋がり”が教えてくれた、新しい世界と未来への可能性。

国家公務員一般職(北陸地方整備局)

経済学部経済学科

M・Rさん

石川県 羽咋高等学校出身

大学生活を振り返って

正課授業や課題を疎かにすることなく、好きなことや挑戦したいことに熱中できた4年間でした。硬式野球部の活動に打ち込んだり、星稜スポーツセンターでトレーニングに励んだり、公務員試験に向けて集中して学習したり、ゼミナールやボランティアでさまざまな人と交流したりと、楽しく充実した時間を過ごすことができました。
そんな4年間で実感したのは、人と人との繋がりがいかに大切かということです。高校まではクラスや部活動など限られた範囲内での交流がメインでしたが、大学に進学してからは多くの出会いがあり、新しい人間関係のネットワークを持つことができました。縦横の繋がり、同じ目標や趣味を持つ者同士の繋がり、地域社会の人との繋がりが、自分の視野と知見を広げてくれたように思います。知らなかった世界を見て、聞いて、新しい情報を知った時、自分の可能性が高まるような期待感が得られましたし、実際にこの4年間で大きく成長することができたと思っています。

公務員試験対策を振り返って

私は「○○に合格したい!」というより「落ちて悔しい思いをしたくない!!」という気持ちで試験勉強に励みました。というのも、大学受験の際に悔しい思いをした経験があり、今度こそ自分の力で成し遂げたい、過去の自分を超えたいという強い気持ちがあったからです。「○○したい」ではなく「○○したくない」という考え方は一見ネガティブに感じるかもしれませんが、私にとっては自分を奮起する前向きな考え方で、学習を継続する大きな原動力となりました。
一方、面接試験は初めてで対策に悩みましたが、CDPの模擬面接を週に1度受けるだけでなく、県のジョブカフェも3~4回利用して対策を行いました。想定される質問と回答はExcelで管理して日々更新し、自分の話す様子を録音して確認を繰り返し、問題点の改善に努めました。一次試験から面接まで長期戦だったので焦ったり不安になる時もありましたが、これまでに培ってきた忍耐力と粘り強さで乗り越えることができました。

この4年間で成長したこと

最も成長したのは、大学硬式野球部の活動を通じて、自ら考え、積極的に行動する力を養うことができた点だと思っています。大学の部活動では、指導者から教わるだけでなく自分たちで個々やチームの課題を考え、改善点を模索し、目的を明確にして練習に取り組んだので、毎日の練習がより有意義な時間になったと感じています。先輩後輩との付き合い方も高校までとは異なり、グラウンド外でも先輩に気軽に相談したり、みんなと食事に行って楽しい時間を過ごすことができました。
また、ゼミナールやボランティアで地域社会の人々と関わりながらさまざまなことが学べたのも自分の成長に繋がったと感じます。能登半島地震以降、たくさんの人と人とが繋がることで地域に希望をもたらし、課題解決に向けた大きな力が生まれることを実感しました。社会人になってからもさまざまな課題や困難に直面すると思いますが、これまでの経験を活かしてさらに成長し、人々の生活基盤を守り支える立場になれるよう、努力し続けたいと思います。

My favorite ○○ in 4 years

県の学生ボランティア事業で穴水町の沖波大漁祭りに参加した時の写真です。復興サポーターとしてキリコの担ぎ手となり、2日間にわたって沖波地区を巡行しました。一人で参加したのですが、現地の方々が温かく受け入れてくれて嬉しかったですし、他大学からも学生が参加していて、美術や看護など普段学んでいる内容や大学の授業について話を聞くことができて面白かったです。
祭りを通して「能登の賑わいを取り戻したい」という願いを肌で感じただけでなく、さまざまな経歴を持つ者が集まり、協力し合い、課題を抱える地域と繋がることで新たな道が開かれることを身をもって知りました。これからもこのような事業が継続され、たくさんの方に能登の魅力が伝わることを願っています。

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